フェルスタッペン、アントネッリにアドバイス
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今年のドライバー市場で定期的に名前が挙がっている若手のキミ・アントネッリに洞察に満ちたアドバイスをいくつか提供した。
現在F2に参戦しているアントネッリは、幼い頃からメルセデスと契約しており、メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフと親しい関係にある。
ここ数週間、FIAがアントネッリが成年に達する前に世界選手権に参加することを許可する例外措置の要求を受けたため、アントネッリは予想よりも早くF1に登場する可能性があるという噂が広まっている。
17歳でこのカテゴリーの最年少ドライバーになった2015年のマックス・フェルスタッペンに、木曜日のモナコで、そのような若いドライバーのF1参戦の可能性についての意見を求めたところ、フェルスタッペンは次のように答えた。
「すべてを学ばなければいけない」
「僕個人にとって最も重要なのは、完全なレース距離を走ることだった。当時のF3では35分のレースをしていたから、F1でははるかに距離が多くなる。タイヤは他のカテゴリーと比べて非常に特殊で繊細だから、タイヤのマネジメントも不可欠な部分だ」
「良い時も悪い時も経験し、自分にとってあまりうまくいかない難しい週末にどのように対処するかを見るのが大事だ…学ぶべきことがたくさんある。でも一方で、あまり考えすぎないようにしなければいけない」
「キミ(アントネッリ)にとても才能があるのは見て取れるから、あまり心配する必要はないと思う。ミスもするだろうし、しなければいけない。理想的には、チャンピオンシップを争っていない時にそれらのミスを犯すべきだ」
「僕はトロ・ロッソでスタートしたことも幸運だった。なぜなら、常に注目されることが少ないから、あちこちで愚かなミスをしても構わなかった。それらのミスをすることが重要だ。たとえ『これはできない、あれはできない』と常に自分に言い聞かせていても、実際にミスをしてから前進するからだ」
「一般的に、人として成長することも重要だ。プライベートな生活で何を望むかを知ることだ。そして、レーシングカーのセットアップをますます理解すること。もちろん時間とともにクルマは進化するが、特定のチームにいる時は、何が機能するかしないかをある程度知っている」
「自分のためにマシンを仕上げてくれるエンジニアや自分の周りの人たちと一緒にいて、彼らと過ごす時間が長ければ長いほど、それが心に浮かんでくるものだ。繰り返しになるが、あまり考えすぎないように努め、物事を自然に起こるようにしなければいけない」
「若い時は、できるだけ速く走ろうとすること、ミスを犯すこと、レースで良い結果を出すことに集中するだけでいいんだ。今ではそのすべてを説明できるけど、当時は知らなかった。自分が心地よくあるべきで、自分をコーチしてくれる適切な人々が周りにいるべきだと思う」
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