【マイアミGP】角田裕毅!国際的なメディアも認める圧巻の走り!決勝レポート
マイアミGP決勝日をご紹介します!今年の2023年のマイアミGPは、他のグランプリとは違った「アメリカン」なグランプリ。今回のマイアミGPには多くのセレブリティーが観戦に訪れていました。その中でも日本の方々にも馴染みのあるセレブリティの皆さんをご紹介したいと思います。
俳優トム・クルーズ、多くのフットボール選手ら、またテニス界で有名なロジャー・フェデラー選手や、ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズも姉妹で一緒にパドックに訪れていました。
アメリカの人気ラップ歌手の紹介により登場したF1ドライバー20名たち。フットボール選手が1人1人紹介されるような形で、やっぱり「アメリカン」な紹介・登場の仕方でした。多くのドライバーはあまりこの登場を好んでいない様子で、特にフェルスタッペン選手はあまりお気に召さなかったようです。ただ、ルイス・ハミルトン選手はやはりエンターテインメントが好きなドライバーとして、この登場スタイルを気に入った様子でした。
それでは決勝日レースのことについて少しお話しします。まずはセルジオ・ペレス選手に優勝して欲しかったという気持ちが現地でも強くあったようですが、フェルスタッペン選手が9番手の位置から優勝するという強く素晴らしい走りを見せました。「フェルスタッペン選手がなぜこうも強いのか?」と思った方も多いと思いますが、もちろんフェルスタッペン選手というドライバーそのものの才能であったり、マシンであったり、とてつもなく強いコンビネーションだと私たちは考えています。
そして今回、他のドライバーたちとは少し異なったタイヤの作戦を行ったフェルスタッペン選手はハードタイヤでスタートし、40周以上ものラップをハードタイヤでこなしました。
対するペレス選手はミディアムタイヤでスタート。このミディアムタイヤであまりいいラップが出せず、苦しまされたペレス選手。フェルスタッペン選手に接近され、オーバーテイクされるという結果になりました。今回も素晴らしい速さと強さを見せたレッドブル、そしてフェルスタッペン選手、やはり今シーズンもチャンピオンシップを獲得することを信じて間違いなさそうです。
3位を獲得したのは、フェルナンド・アロンソ選手。
アストンマーチンの今年のマシンは今までドライブした中で最も優れたマシンであるとコメントしているフェルナンド・アロンソ選手。2度のチャンピオンシップを獲得したこともあるアロンソ選手ですが、その時のマシンと比べても、今回のアストンマーチンの車は素晴らしいマシンだとおっしゃっています。
アゼルバイジャンGPが終わりすぐにマイアミGPが訪れ、フェラーリがまた強いレースを見せてくれることを楽しみにはしていましたが、今回のマイアミGPではなかなか強さを発揮することができず、残念な週末となってしまいました。
またしても悪夢に見舞われてしまったフェラーリ。ルクレール選手に関しては、予選で少しミスをしてしまいました。決勝ではサインツ選手がミスをしてしまいし、これにより5秒のタイムペナルティーを受けてしまいました。フェラーリを上手くドライブして、今シーズンは常にポイントを獲得するのはかなり難しいかもしれません。
角田選手は決勝11番手でチェッカーを受けており、素晴らしいパフォーマンスをまた見せてくれました。決勝後の角田選手のインタビューについて少しご紹介いたします。
「今回の自分のパフォーマンスには満足しています。ドライバーは車の性能を可能な限りで引き出す必要があり、僕は去年よりもそれができていると思っていますので、これはいいことです。」
「特に今回レースでのハードタイヤのペースは予想よりも良かったです。ブレーキングには自信がありますので、思い切ってオーバーテイクをしていくことができました。ストロール選手が最後近づいてきてはいましたが、自分の目の前には10番手がありましたので、後ろというよりはとにかく前へ前へという気持ちで、そこはあまり気にせずに走れました。」
「今回ポイント獲得とはなりませんでしたが、自分の持つ全ての力を出し切れたと思っています。」
角田選手は今シーズン素晴らしいパフォーマンスを見せていて、日本以外の国際的な全てのメディアが角田選手のことを圧巻のパフォーマンスであると褒め称えています。
そしてチームメイトであるデ・フリース選手は今回のレースかなり苦しんでいる様子でした。まずは最初のコーナーでロックアップをしてしまい、これに関しては本人も自分のミスだというふうに語っています。しかしその後は上手いことリカバーをし、今回の予選では今シーズンの中でおそらく初めて角田選手よりもいいポジションを掴んでいました。また今シーズンどこかでいい走りを見せてくれることを期待したいと思います。
デ・フリース選手の決勝後のインタビューについても少しご紹介します。
「ノリス選手はすごくいいスタートをしていましたが、接近して私がロックアップしてしまいました。これは自分のミスです。ただ、既にほぼ自分のブレーキポイントだったので、即座に反応することができませんでした。これは僕たち2人にとっても情けないことになってしまいました。」
「そして、右のフロントにバイブレーションも多く感じていて、ラップタイムに影響を及ぼしてしまい、ペースが悪くなってしまいました。それによりギャップが大きくなってしまい、キャッチアップすることも難しくなってしまいました。」