ノリス「妨害のせいで角田裕毅はQ3に進めなかった」

シンガポールGPにてP2表彰台入りを果たした、マクラーレンF1のランド・ノリスは、他のドライバーたちが予選中の妨害について十分に気に留めていないと警鐘を鳴らした。

自分自身も今シーズン何度か妨害の犠牲になったと語るノリスは、シンガポールGPにて角田裕毅に対するマックス・フェルスタッペンの妨害行為に対し、FIAがグリッド降格のペナルティを出さなかったことに疑問を示した。

「他のドライバーをブロックすることに対してもっと厳しいペナルティが必要だ。これを気にせずやるドライバーが多いからね。ラップ、そして予選を台無しにしてしまう。(シンガポールでは)ブロッキングが裕毅を予選脱落に追い込んだ。彼はQ1でP1だったのにね。」

「他のドライバーに対する妨害はチームだけの責任ではない。チームが罰金を科せられたのは知っているが、ミラーを見て誰かがそこにいるかどうかを確認するのはドライバーの責任でもあるはずだ。」と不満を露わにした。

日本GP木曜日、鈴鹿にてランド・ノリス(左)角田裕毅(右)【出典: Instagram @lanndonorris】

また、角田裕樹の元チームメートであるアルピーヌF1のピエール・ガスリーは「鈴鹿の週末では、シンガポールでのフェルスタッペンに対するペナルティの欠如についての説明をFIAに問い詰めるつもりだ」と語った。

また、このコメントに対してメルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのシャルル・ルクレールも同意を示した。

「もちろん僕らは常にFIAと掛け合いプッシュしていて、改善できるところはしていきたいと思っている。と話したハミルトン。そしてこれに続けてルクレールもこのことに関して「少し驚いた。特にピットレーンで起きたことはかなり悪い状況を招く可能性があったからね」と同意した。

また、アレックス・アルボンは、シンガポールにてセルジオ・ペレスの押し出しによって貴重な8位を失った際、ペレスに5秒のペナルティのみが与えられたという別の事件に疑問を呈し、もっと厳しい罰が与えられる可能性があると考えた。

「これはかなり難しい問題だと思う。私は一貫性を重視しており、多くのドライバーがこれに取り組んでいるし、チームとしても、第三者的目線でもそう考えている。しかし、これは難しい問題だ」と彼は語った。

「たとえば、私を押し出したチェコが5秒のペナルティを受けたとき。それは他のすべての例と一貫している。だが、それは本当に公平なのか?そうではないかもしれない。なので、ある意味では柔軟性が必要だと思う。」

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