オリバー・ベアマン、2025年にハースからF1デビューへ
イギリスグランプリを前に期待されていたニュースが実現した。オリバー・ベアマンが複数年契約を締結し、2025年にハースのレギュラードライバーとしてF1でのキャリアをスタートさせることが決定したのだ。
わずか19歳のベアマンはフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーで、現在F2に参戦しながら、F1ではフェラーリとハースのリザーブドライバーを務めている。オリバー・ベアマンは今年3月にサウジアラビアでカルロス・サインツの代役を務め、F1史上3番目に若いドライバーとして印象的なデビューを飾った。
したがって、ベアマンが2025年シーズンからハースと契約を結ぶことになったのは驚きではない。ただし、複数年契約の具体的な期間は明らかにされていない。
「オリバー・ベアマンのような才能ある若手ドライバーにF1でのフルタイムのシートを提供できることはエキサイティングだ」とハースのチーム代表である小松礼雄は述べた。
「彼はフェラーリ・ドライバー・アカデミーの指導の下で信じられないほど成熟したドライバーになり、サウジアラビアグランプリに直前に呼ばれた時、世界がそれを目の当たりにした」
「オリバーはこのミッションに十分準備ができていることを証明し、過去2シーズンにわたり我々はFP1セッションでハースのクルマに乗せることで、我々自身がそれを確認した」
「我々は彼をドライバーとしてさらに成長させ、彼の才能の恩恵を、クルマの中でも外でも受けることを楽しみにしている」
「オリバーは素晴らしい男で、FP1の週末にチームに加わる際に非常に歓迎される存在だ。今、この関係が長期にわたって続くことがわかり、関係するすべての人にとってポジティブなことだ」
「言葉で表現するのは難しい」とオリバー・ベアマンは述べた。
「ハースのF1ドライバーになると声に出して言うと、非常に誇りに思う。子供の頃に夢見ていたことを実現できる数少ない人の一人になることは、本当に信じられないことだ」
「ジーン(ハース)、礼雄(小松)、そしてハースの皆に、僕を信じ、チームを代表する信頼を寄せてくれてありがとうと伝えたい。メキシコで初めて出会って以来、皆と一緒に仕事をするのを本当に楽しんでいる。この瞬間を、そして願わくは将来さらに多くの瞬間を彼らと共にすることを楽しみにしている」
「フレデリック、マルコ、ジョック、アレッサンドロ、そしてフェラーリ・ドライバー・アカデミーの皆、簡単に言えば、あなたがたがいなければ僕はここにはいなかった。F4からこの信じられないチャンスに向けて準備してくれてありがとう。僕は持てる全てを捧げることを約束する」
ハースは、来年ベアマンと共に働くことになるもう一人のドライバーをまだ発表していない。
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