ピアストリ、オーストリアで優勝を逃し落胆

マクラーレンのオスカー・ピアストリは、オーストリアグランプリで初のF1グランプリ勝利を僅かに逃し、優勝者のジョージ・ラッセルに1.906秒差でフィニッシュラインを通過したことに少し「がっかりした」と感じている。

ピアストリにとって、オーストラリアグランプリは感情が入り混じった週末となった。土曜日のスプリントでマクラーレンのチームメイト、ランド・ノリスから2位を奪った後、予選でもトップ3の結果が見込まれていたが、トラックリミット違反でラップタイムが削除された。

これにより彼のスターティングポジションは7位に落ちたが、レース中に前に出た後、ピアストリは、トップを走っていたマックス・フェルスタッペンとノリスの劇的な衝突により両者がパンクしたため、思いがけず勝利を争う立場になった。

フェルスタッペンが5位に後退し、ノリスがクルマの損傷によりリタイアを余儀なくされたことで、それまで3位だったラッセルがリードを取り、ピアストリはフェラーリのカルロス・サインツを抜いて2位に上がり、メルセデスを追いかけた。

最終的に2位に甘んじることになった表彰台の結果に満足しつつも、勝利にとても近づいたことに失望を感じずにはいられなかった。

「もし、もしかしたらという思いがたくさんある。明らかに昨日から（予選でラップタイムが削除された後）だ」とピアストリはレース後にコメントした。「F1での4回目の表彰台だが、今回は勝利にとても近かったから、少しがっかりしている」

「でも非常に良いポイントが獲得出来た。レースの後半は非常に強く来ていたと思うし、表彰台に満足している。ただ、それほど近かったから、少し傷つかずにはいられない」

2024年シーズンは来週末、シルバーストーンで続き、イギリスグランプリは忙しいトリプルヘッダーの最後のイベントとなる。

マクラーレンは2023年、ノリスとピアストリがスタートからすぐに前に出て、観客から大きな歓声を浴びる印象的なレーススタートを楽しんだ。

迫り来るイギリスグランプリでのチームの見通しについて振り返り、ピアストリは次のように述べた。「昨年、良い思い出があった場所だ。また前方で戦えることを願っている。ランドとマックスに何が起こったのかはまだ見ていないけど、明らかに前方では互角だった」

「僕たちは間違いなくバトルの中にいると思う。シルバーストーンは僕の好きな楽しいトラックで、チームのホームレースでもあるから、何が起こるのか楽しみだ」

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