SAP、メルセデスと2024年からオフィシャルパートナーとして複数年契約を発表!

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基幹システムの大手ソフトウェアベンダーSAPは、2024年からメルセデスAMGペトロナスF1チームとのオフィシャルパートナー複数年契約を発表した。SAPは、このパートナーシップを通してチームの運営効率の向上やデータに基づく新たな知見を提供する。メルセデスはSAP S/4HANAをチームの技術基盤に置き、AIやクラウドがどのようにチームの判断をサポートし、資源を最適化して彼らのITインフラを将来に備えたものにするか検討していくという。

このパートナーシップにおけるチームの主な狙いは2つある。コストキャップへの対策、もう一つは複雑なサプライチェーンを最適化することだ。

F1のコストキャップは、チームが各シーズンに使用できる予算の上限を定め、超過した場合には厳しい罰則を課している。メルセデスは、SAP S/4HANA Financeで資源をより効率的に分配、貯蓄、使用するために導入を予定しており、SAP Business AIによって将来のコストを予測し、資材の供給と在庫を最適化できるとしている。また、チームは、SAP BuildとSAP Business Technologyプラットフォーム上で組織内の複数のソースを統合し、データとシステムを一括で管理することにより、レース週末で部品やコンポーネントを迅速に途切れなくサーキットに供給する体制を整える。

SAPの取締役でチーフマーケティング/ソリューションオフィサーのジュリア・ホワイトは次のように語った。

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「F1は最も技術革新的なスポーツであり、そこでは漸進的な進歩が非常に大きな結果となる。極限の状況下で活動するF1チームのことを考えると、モータースポーツは技術とエンジニアリングの卓越性を示すグローバルなプラットフォームだ」

「決勝でのパフォーマンスの裏には、実に様々なことが起こっている。SAPはメルセデスとパートナーになり、マシン同様、チームの運営を最適な状態にチューニングできることを光栄に思う。」

メルセデス代表でありCEOのトト・ウォルフは「SAPとのパートナーシップを発表することができ、とてもうれしく思っている。」と語った。

「我々には共通する伝統と革新と改善へのコミットメントがあり、それは我々のサーキットでのパフォーマンスに貢献する非常に有意義なものだ。SAPはその分野のグローバルリーダーであり、2024年以降、我々の効率改善に貢献してくれるパートナーとしてこれ以上は考えられない存在だ。」

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メルセデスのチーフコマーシャルオフィサー、リチャード・サンダースは「SAPは長きにわたり、世界最高峰のスポーツで、トップチームやリーグと素晴らしいパートナーシップを築いてきた。今回、我々が世界をリードする企業の一つの最も新しいパートナーになれたことを光栄に思う。彼らの知識や経験、サービスはチームの効率化にとってなくてはならないものになるだろう。」と語った。

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