【スペインGP】セルジオ・ペレス、自身のパフォーマンスを振り返る
この週末はセルジオ・ペレスにとって厳しいものとなった。スペインGP土曜の予選で苦しんだペレスは、自身の「決勝レースに力を入れる」という目標を裏切る結果に。Q2で既に敗退していたペレスは、11番手でレースのスタートを切った。
しかし、スペインGPで優勝を収めたフェルスタッペンと共に、11番手から4番手まで追い上げるという挽回を見せた。
「追い抜かすのは中々難しかった。」そう語るペレスは、特に、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソを振り切ることに苦戦したことを、レース後にF1TVに対して明らかにした。
「一度アロンソの後ろについたら、彼のペースに合わせなくてはいけないので、それが少しトリッキーだったね。もちろん、仕方のないことだけど。」「上位でのフィニッシュを目指すなら、予選でのパフォーマンスを向上させなくてはいけない。今は、モントリオール(カナダGP)に気持ちを変えてるよ。」
また、自身のツイッターでは、「この週末、もっと良いものにできると思っていた。表彰台に立つことも可能だったのではないかと。ただ、リスクを選ばずポイントの獲得を確実にすることが大切だった。」と綴った。そして、「今は少し休んで、カナダGPへ集中しようと思う。」と続けた。
ドライバーズ・チャンピオンシップでは、実際に、アロンソに対して、ペレスは彼の実力を最大限まで発揮したと言える。2位でのポジションを保持し、現在は18ポイント差をつけている。
以下はレッドブルF1代表、クリスチャン・ホーナーのペレスに対するコメントである。
「ペレスは今日、表彰台に立ってるはずだった。スタートで少しのタイムロスはあったが、彼は今日あそこに立ってるはずだった。でも、序盤のラップでのタイムロスを挽回したことをポジティブに捉えるべきだ。ペレスはラップごとに確実に速くなって、挽回するためのラップがもう少しあれば、表彰台に立っていたことは確かだろう。」
「ポイントを見れば、彼がプレッシャーを感じる必要はないとわかると思う。アゼルバイジャンでのドライビングのようにできれば、なんの問題もないし、自信を持てるはずだ。マックス・フェルスタッペンのチームメイトでいることは簡単ではないからね。最高の状態のフェルスタッペンと、チームメイトとして並ぶことは精神的に中々難しいことだと思うよ。」
「ただ、ポイントの差がついた今、フェルスタッペンに感じるプレッシャーから解放されるんじゃないだろうか。今日はメルセデスが勢いをつけているように感じたね。彼らが今シーズンの残り、自分達にプレッシャーを与え続けていくのはもちろんのことだけどね。」
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