【ブラジルGPスプリント予選】ピアストリ、ノリスに一歩リード
2024年ブラジルGPのスプリント予選では、マクラーレンのオスカー・ピアストリが最速タイムを記録。ピアストリは、チームメイトのランド・ノリスとフェラーリのシャルル・ルクレールを上回った。レッドブルのセルジオ・ペレスとメルセデスのルイス・ハミルトンは期待外れの結果となり、ピエール・ガスリーは7番手だった。
ノリスは印象的な走りを見せ、角田は厳しい状況に
20名のドライバー全員がミディアムタイヤを装着してSQ1(12分間)に臨んだ。シャルル・ルクレールなど一部のドライバーは、雨を懸念して早めにタイムを刻んだ。ルクレールの最初のラップは芳しくなく、すぐにアルピーヌのピエール・ガスリーとエステバン・オコンに抜かれた。
SQ1残り6分の時点で、オスカー・ピアストリがトップタイム(1分10秒265)を記録し、ニコ・ヒュルケンベルグ、リアム・ローソン、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリスが続いた。脱落圏内にはバルテリ・ボッタス、ランス・ストロール、カルロス・サインツ、周冠宇、フランコ・コラピントがいた。
2回目のアタックで、フェラーリの両ドライバー、ルクレールとサインツが2番手と4番手まで順位を上げた。ハースのケビン・マグヌッセンの急遽の代役を務めるオリバー・ベアマンは、セルジオ・ペレスの直後の12番手で予選通過。
チェッカーフラッグ時点で、ノリスがSQ1のトップタイムを記録し、チームメイトのピアストリに0.7秒の差をつけた。アロンソ、オコン、角田、ストロール、周が脱落。角田にとってはSQ1での脱落という厳しい結果となる一方、ローソンはSQ2進出。ハミルトン、ガスリー、ボッタスは僅差で進出を果たした。
ハミルトンとペレス、SQ2で脱落
15名の進出ドライバーは引き続きミディアムタイヤでSQ2に臨んだ。SQ1同様、ドライバーたちは空模様を気にしながら、早めにタイムを刻んだ。
ノリスは開始直後に1分09秒063をマークし、2番手のサインツに0.4秒以上の差をつけた。その後ろにピアストリ、ラッセル、ルクレールが続いた。
SQ2残り5分で、フェルスタッペンが2番手に浮上するも、ノリスとの差は0.4秒のままだった。ペレスは9番手に留まり、最後の進出枠のハミルトンの前だった。脱落圏内にはコラピント、ボッタス、ベアマン、ヒュルケンベルグ、ローソンがいた。
ペレスは再び不調に終わり、SQ2で脱落。さらにローソンのSQ3進出という、ペレスにとって悪いニュースが重なった。ペレスと共に、ハミルトン、ヒュルケンベルグ、コラピント、ボッタスが脱落。
ベアマンはハースをSQ3に進出させる素晴らしい走りを見せ、ラッセル、ローソン、アルボンも僅差で進出を果たした。
ピアストリ、スプリントレースのポールポジションを獲得
残り10名のドライバーは、ソフトタイヤを装着し、ほぼ空のタンク状態でマシンの限界に挑戦すべくコースに戻った。マクラーレンの2台が真っ先にコースイン。一方でフェラーリとフェルスタッペンはピットに留まった。ノリスは1分08秒928を記録し、わずかな差でピアストリを上回った。
フェラーリの2台はセッション終了3分前にコースインし、1回限りのアタックを行った。ルクレールは2台のマクラーレンの間に割って入ることに成功したが、サインツはピアストリのタイムを上回ることができなかった。
最後のアタックで、ピアストリがセッション最速タイムを記録し、ノリスとルクレールを従えてポールポジションを獲得した。
【関連記事】
- visa Cash App RB、2025年に名称変更へ – Shiga Sports
- 【ブラジルGP FP1】ノリスがトップタイム – Shiga Sports
- 【2024年F1第21戦ブラジルGP】開催スケジュール – Shiga Sports
- 2024年ブラジルGPの天気予報は? – Shiga Sports
- ハミルトン、フェラーリのパフォーマンスに注目 – Shiga Sports