【アメリカGP】角田裕毅が”心臓発作を起こしかけた瞬間”を明かす
アルファタウリの角田裕毅はレースエンジニアに無線で苦言を呈することで有名だが、オースティンで行われた日曜日決勝レースはその逆だった。
角田はミディアムタイヤで11番手からレースをスタート。アストンマーティン勢と激しいバトルを繰り広げた角田は、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソのリタイアによって10番手に浮上。
ファステストラップのボーナスポイントは、10位以内に入らなければ与えられない。角田は後続のアレックス・アルボンに大きな差をつけていたため、アルファタウリは最終ラップに角田のタイヤをソフトタイヤに交換した。
角田はレース後に「チームから呼ばれたときは、何か問題があるんじゃないかとドキドキしたんですが、ソフトタイヤでファステストラップを狙うと言われました。最終ラップでファステストラップを狙ったのは初めての経験だったけど、本当に楽しかったし、スリリングだった」と語った。
「フェルナンドがリタイヤしてくれたおかげということもあるが、パフォーマンスを最大限に発揮できた。」
ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがレース後に失格となったことで、角田は8位に浮上し、合計5ポイントを獲得した。
しかし今回怪我からの復帰後、初レースとなったチームメイトのダニエル・リカルドは残念な結果となってしまった。
リカルドは1ストップ作戦をとったが、ハードタイヤでグリップ不足に陥り、順位を下げてしまった。チームは後半にリカルドをピットインさせたが、順位を挽回するには十分な周回数が残されていなかった。
「厳しかった。」とリカルド。「スタートでは自分たちのプランでうまくいっていたけれど、ブルーフラッグが振られ、マシンが後ろから迫ってきたときに大きく順位を落としてしまった。トラフィックで苦戦し、その後にダメージを負ってしまった。」
「ミディアムタイヤでは、裕毅と同じようなラップタイムを刻んでいた。だけど僕は1ストップだったから、少しタイヤマネジメントをする必要があった。」
チーム代表のフランツ・トストは、左フロントのブレーキダクトにダメージを負い、それが「空力に大きな影響を与え、ダウンフォースを大きく失った。」と説明した。
「リカルドはマシンのバランスが崩れ、良いパフォーマンスを発揮できなかった。」とトストは続けた。
「セーフティカーが導入された場合に備えて、彼をピットに入れたが、残念ながらそうはならなかった。このマシンの故障のせいで、ダニエルはもっといいパフォーマンスを見せることができなかった。謝らなければならない。メキシコでは彼が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると確信しているし、マシンが信頼できるものであることを願っている。」
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