ボッタス、2024年にポイント獲得は期待せず

バルテリ・ボッタスが表彰台と勝利を独占していたメルセデス時代は、今となっては遠い昔のように感じられる。2022年にメルセデスからアルファロメオに移籍して以来、成績は下がり続け、ボッタスがF1でポイントを獲得していない期間はもうすぐ1年になる。

2024年、キック・ザウバーは唯一のグランプリでポイントを獲得していないチームであり、コンストラクターズランキングの最下位は確実のようだ。実際、チームはアルピーヌに13ポイント差をつけられており、これは大きな差だ。

周冠宇のチームメイトであるバルテリ・ボッタスは、C44に改良が加えられることを知っているが、これらが傾向を逆転させるとは考えていない。

「10月に改良が予定されているが、奇跡は期待していない」と彼は述べ、「今年はポイントを獲得するのは難しいだろう」と諦めの色を見せた。これはF1でのシートを維持しようとしているボッタスにとっては、タイミングの悪いゼロポイントだ。

2013年にウィリアムズに加入して以来、2019年と2020年のドライバーズランキング準優勝者は、常にシーズン中に少なくとも1ポイントを獲得してきた。

「キャリアで獲得したポイント数を見れば、これは厳しい。残念ながら、週を重ねるごとにチャンスは少なくなっている」

ボッタスのF1での将来は？

2025年には2つのシートしか残っていないが、ボッタスは来年もキック・ザウバーでの冒険を続けることを望んでいる。しかし、来シーズンも同じチームに残ったとしても、輝かしい成績を残すことはないだろうということも理解している。

「現実的に見て、来年もまた厳しい年になると予想している」とボッタスはSky Sportsに語った。「奇跡は起こらない。2026年に大きな変更が予定されているため、2025年に過度の努力をすることはできない」

アウディは2026年にザウバープロジェクトを引き継ぐ予定で、ボッタスによれば、アウディはすぐにポイント争いに加わる可能性があるとのことだ。これは、ボッタスにとっては夢のような話だ…。

「僕が見た限りでは、アウディは2026年に競争力を持つ可能性がある。しかし、簡単ではない。長年参戦しているメーカーに対して新しいスポーツに参入するのは難しい」

一つ確かなのは、アウディがF1で成功するための手段を講じるだろうということだ。一方、ザウバーはこの競技での歴史を少しずつ閉じつつある。

【関連記事】