【アメリカGP日曜日レポート】角田裕毅ファステストラップ記録!【日本人3例目の快挙!】
現地時間10月22日14時から2023年F1第19戦アメリカGP決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。
優勝を飾ったのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。
2位でフィニッシュしたメルセデスのルイス・ハミルトンと6位でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールが技術規則違反により失格となり、10位でフィニッシュしたアルファタウリの角田裕毅は8位に昇格となった。
また、角田は今回ファステストラップも記録。計5ポイント獲得と、素晴らしいパフォーマンスを見せた。日本人ドライバーとしてファステストラップを記録するのは、1989年オーストラリアGPの中嶋悟、2012年中国GPの小林可夢偉に次ぐ3例目の快挙である。
角田はスタートでアルファロメオの周冠宇にポジションを奪われたが、その後一気に挽回。
マクラーレンのオスカー・ピアストリとスタート時に接触があった、アルピーヌのエステバン・オコンは6周目終わりにピットに戻りリタイヤとなった。
10週目にピアストリがスローダウン。ここでリタイヤとなった。
11周目には早くもフェルスタッペンがルクレールをオーバーテイクして3番手に浮上。
18周目、角田はピットインしハードタイヤに交換。13番手、ハースのヒュルケンベルグの後ろでコースに戻った。
23周目には角田は9番手に浮上。
34周目ではハードタイヤをマネジメントする角田にミディアムタイヤを履くアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが追いつく。
37周目、角田はピットイン。ミディアムタイヤに交換。チームメイトのダニエル・リカルドより前、11番手で復帰。
アストンマーティンのレースペースはハードタイヤでも良く好調であったが、アロンソがサスペンションのトラブルに見舞われる。これにより、角田は10番手。ポイント圏内の座を取り戻した。
【2023年 アメリカGP 決勝 結果・順位】
順位 | No | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
2 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル |
5 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ |
7 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン |
8 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ |
9 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ |
10 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ |
11 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース |
12 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ |
13 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース |
15 | 3 | ダニエル・リカルド | アルファタウリ |
DNF | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン |
DNF | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン |
DNF | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ |
DSQ | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
DSQ | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ |
決勝レース後に角田は「良かった。簡単なレースではなかった。」
「特に最終的に1台のアストンマーティンがリタイヤしてくれたおかげというのもあるが、もちろんチームのおかげでポイントを獲得できたから、チームに感謝している。」
「自分としても、最大限のパフォーマンスを出し切れたかなと思う。」と語った。
また、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーがレース後のインタビューで角田について次のようにコメントしている。
「昨日スプリントレースの前に裕毅のグリッドに行ったのは、彼に頑張ってくれと伝えたかったのと、少しでも自信を持ってほしいと思ったからなんだ。」
「正直言って今日はあまり詳しくアルファタウリのレースを見れてはいないが、ポイントを獲得できたみたいだね。ファステストラップもだ。素晴らしいことだと思うよ。」
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