角田祐毅、プレミアショーイベントにて、ホンダ NSX GT3の運転を予定
アルファタウリF1の発表によると、角田裕毅は2023年2023年9月9日にドイツのニュルブルクリンクで開催される『レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク』プレミアショーイベントにて、ホンダ NSX GT3 Evoを走行することが決定した。
角田の他には、ダニエル・リカルドやセバスチャン・ベッテルなど、F1におけるビッグネームの参加も予定されいている。今回、角田はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェをドライブする最年少ドライバーとなる。
「ニュルブルクリンクで走るのは初めてで、9月のイベントがとても楽しみだ。ホンダ NSX GT3 Evoは素晴らしいクルマで、最高レベルのGT3レースで勝利を収めた実績のあるクルマでもある」とコメントした角田。
また、「ノルドシュライフェは伝説的なサーキットで、グランツーリスモのゲームでの体験ではとても楽しんでいる」と、サーキットを走行する期待についても語った。
2020年、角田裕毅はレッドブルジュニアチームとホンダジュニアの一員として、FIAフォーミュラ2選手権で驚愕の3位入賞を果たした。この年、角田はスーパーライセンスに必要なポイントを獲得、F1での初シート獲得につながった。 角田は4歳のとき、父親と一緒に日本の中井カート・サーキットでカートレースを見始めたのがモータースポーツの世界に入るきっかけであった。
歴史あるノルドシュライフェは1927年にオープンし、73のコーナーや、急な上り坂、1周300メートルの下り坂がなど、数え切れないほどのモータースポーツの大興奮を届け続けている舞台だ。このサーキットのハイライトのひとつはカラッチョラ・カルーセル。この、荒れたコンクリートスラブが続く急カーブでは、各ドライバーが汗を流すことになる。レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンクでは、約3万人のモータースポーツ・ファンが、感動的なF1ショー・ランや、目を見張るようなショーのハイライトを期待することができる。さらに、観客はニュルブルクリンク耐久シリーズの12時間レースを間近で体験することができる。
プロドライバーですら恐怖を感じると言われているノルドシュライフェ・サーキット。現在トップをリードし続けているマックス・フェルスタッペンもこのイベントへの参加を希望したが、レッドブルF1首脳のヘルムート・マルコが反対。「だめだめ、君は参加してはだめだ。」と、危険を顧みず限界までプッシュするフェルスタッペンの性格を考慮してか、彼の参加を許可をしなかった。
このイベントの二週間後には鈴鹿サーキットでの日本GPを控えている角田裕毅、彼のニュルブルクリンクでの初走行が楽しみな反面、安全への配慮を最優先にした活躍を期待したい。