フェルスタッペン、タイトル失うも100点差猛追に満足
激動のシーズンを戦い抜いたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、最終戦を終えて胸の内を語った。
序盤の苦戦から一転、シーズン後半には驚異的な巻き返しを見せ、タイトル争いを最後の最後まで演じ切ったレッドブル。フェルスタッペンは「チーム全員を誇りに思う」と繰り返し、逆境を乗り越えた仲間への深い感謝を口にした。
「チーム全員を本当に誇りに思っているし、ここまでの信じられない巻き返しを成し遂げられたことを心から誇りに思う。僕たちは決して諦めず、状況を変えられると信じ続け、挑戦を止めることはなかった。簡単に諦めることもできたけれど、僕たちは改善点を探し続け、常に前を向き続けたんだ」
「今シーズンは本当にジェットコースターのようで、辛い瞬間もたくさんあった。でも、そのなかでチーム全員を誇りに思うし、僕たちは本当に“ひとつのチーム”としてまとまることができた。シーズン後半の巻き返しは本当に驚くべきもので、僕たちなら乗り越えられると信じて実際に成し遂げた。それが何よりすごいことだ」
「今日のレースは本当に楽しかったし、とくにあれだけ圧倒的な形で勝てたのは最高だった。週末を通してすべてを完璧にやり切れたので、今日の自分の気分はとてもいい。選手権を2ポイント差で逃したのはもちろん痛いけれど、ザントフォールトの時点では100ポイント以上も後ろにいたことを考えれば、僕たちが成し遂げたことを誇りに思う」

そしてフェルスタッペンは、初タイトルを獲得したマクラーレンのランド・ノリスに賞賛の言葉を送った。
「そして、ランドにとってこれは本当に特別な瞬間だ。初めてのタイトルというのは最も感情的なもので、小さな頃からずっと夢見てきたことだから。家族も来ているし、彼がチームと一緒に最高の夜を過ごしてくれたら嬉しい」
「最後に、工場とサーキットのチーム全員にありがとうと言いたい。私たちは決して諦めず、常に信じ続けた。この人たちを本当に誇りに思っているし、彼らは“第二の家族”だよ」
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