ウィリアムズ、2026年冬季テストの特別カラーリングをファン投票で決定
ウィリアムズが、2026年シーズンの冬季テストで使用するカラーリングをファン投票で選ぶ取り組みを開始した。カルロス・サインツとアレックス・アルボンが来季、使用する新車FW48は、ファンが選んだ特別デザインで初走行を迎えることになる。
ウィリアムズはファンとの距離を縮める活動を継続しており、今回は来季最初のテストで披露されるカラーリングをファン投票に委ねた。スペイン(2026年1月26〜30日)とバーレーン(2026年2月11〜13日、18〜20日)で行われるプレシーズンテストで、投票で選ばれた1案が採用される。
投票対象となる6つのデザインは、いずれもウィリアムズの象徴であるブルーを基調とし、そのうち3案には新しいチームロゴが組み込まれている。このロゴは、創設者フランク・ウィリアムズの“Forward W”を現代的に再解釈したものだ。
投票は2025年12月9日にスタートしており、ファンは2025年12月16日まで公式サイト(williamsf1.com)で好みのデザインに投票できる。
今回の企画は、ウィリアムズが進めてきたファン参加型プロジェクトの最新事例だ。2025年にはガルフ・オイルと共同で展開した「Driven By Words」キャンペーンを通じ、14万件を超えるファンからのメッセージが寄せられた。また、2023年にはグローバル投票で「Bolder than Bold」カラーリングが選出されるなど、チームは積極的にファンの声を取り入れてきた。
チーム代表のジェームス・ボウルズ氏は次のようにコメントしている。
「今年、アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのブルーを誇らしげに身に着け、私たちを支えてくれたファンの増加を実感できたことは大きな喜びだった。2026年を迎えるにあたり、FW48の最初の走行がどのような姿になるかを世界中のファンに決めてもらえるのは素晴らしいことだ。新しい時代に入る私たちにとって、特別な瞬間になるだろう」
アレックス・アルボンも、ファン投票の実施を歓迎する。
「レースのたびに、アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのファンの情熱とサポートを感じている。今回の6つのデザインはどれも素晴らしく、ファンが2026年の始まりにどのブルーを選ぶのか、とても楽しみだよ。ぜひ好きなウィリアムズ・ブルーに投票を!」
ファンが選んだカラーリングでFW48がサーキットに姿を見せるのは、来年1月末のバルセロナテストが最初となる見込みだ。
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