ヒュルケンベルグ、日本GPでポイント獲得を逃した理由を説明
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、日本グランプリでの「かなり悪いスタート」により、3レース連続の得点を逃したと考えている。
当初グリッドの12番手につけていたヒュルケンベルグは、レーススタート時に好発進を決めた。
しかし、オープニングラップでアレックス・アルボンとダニエル・リカルドが接触。すぐに赤旗が振られた。
トラックの修復作業のため一時赤旗中断した後、グランプリはスタンディングスタートで再開された。
この時、ヒュルケンベルグは非常に遅いスタートを切り、すぐに集団の最後尾に沈んだ。
その直後、ヒュルケンベルグは早めにハードタイヤに履き替えるためにピットイン。
さらに後半に再びフレッシュなタイヤを履きにピットに入ったにもかかわらず、最終的には11位までポジションを上がることができた。得点圏内まであと1つのポジションだ。
2回目のスタートが難しかったことで、ポイント獲得のチャンスをどの程度失ったかと聞かれたヒュルケンベルグは次のように答えた。
「ああ、ほとんど。10位が限界だったと思う。それ以上は絶対に無理だ。(10位の角田裕毅は)ルイス(ハミルトン)から50秒遅れていた…僕にはそんなペースはなかったよ」
「1回は良いスタート、もう1回は本当に悪いスタートだった。アンチストールに入ってしまったから、何が起こったのか、なぜそうなったのか調べる必要がある。でも、中団のチームの僕たちとしてはペースは良かったと思う。最初のハードタイヤではかなり長いスティントだったが、2番目のハードタイヤではかなりの短距離戦略で、本当にペースを見せることができた」
鈴鹿ではポイントを獲得できなかったが、ヒュルケンベルグはチームのパフォーマンスが今後数レースの好材料になると「間違いなく」感じている。
「ポジティブに受け止めて、もっと期待できるし、正直、レース前の予想よりも良かった」とヒュルケンベルグは語った。
「ある意味、本当に安心で、そうなってくれてよかったし、その逆ではなくてよかった。中国グランプリ、そしてこれからのレースにとってかなり有望だと思う」
ケビン・マグヌッセンも18番グリッドからスタートしながら、レースに絡んでいくことができた。
マグヌッセンは、アルピーヌ勢やキック・ザウバーのバルテリ・ボッタスなどと何度か戦ったが、終盤のハードタイヤに苦しみ、チャレンジは消滅。この日は13位で終えた。
ポイントを獲得するチャンスがあったと感じたか、そしてその結果、獲得できなかったことに失望しているかと聞かれたマグヌッセンは次のように答えた。
「そうだね。ある時点ではトップ10を走っていたが、他のドライバーたちが何をしているのか全体像がつかめなかったから、それが現実的なのかどうかわからなかった。でも、とにかくトライした」
「赤旗が事実上、ハード-ハードの1ストップ戦略を可能にした数人のドライバーを助けることになった。僕はミディアム-ハードの1ストップをしなければならなかった。それはかなりタフだったよ。2番目のスティントではかなり早めにハードにピットインする必要があり、少し厄介だった。それ以外は大丈夫だったよ」
ヒュルケンベルグと同様に、マグヌッセンも今後数レースを前に鈴鹿でのハースのパフォーマンスレベルに勇気づけられている。
次戦は4月19日から21日に開催される中国グランプリだ。
「レースでも僕たちはその辺りにいたと思うから、それは励みになる。今後のレースでもポイント争いができるという希望を与えてくれている」と彼は付け加えた。
「RBは速そうだが、少しでも追いつけることを願っている」
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