ブルーノ・ファミン「チームは絶対に売却しない」
アルピーヌのチーム代表を務めるブルーノ・ファミンは、ルノーがF1チームを売却する意向は全くないと改めて表明した。
アルピーヌは2024シーズンを最悪の形でスタートさせた。
開幕から4戦を終えた時点で、チームはまだ1ポイントも獲得できていない。
その原因はマシンにあり、シーズンを通してこのマシンで作業をし、アップデートを続けなければならない。
このような状況の中、ルノー(オーナー)によるアルピーヌチームの売却の可能性について、一部のメディアで再び噂されるようになり、ブルーノ・ファミンは再び真実を明らかにした。
「我々はアルピーヌと真のプロジェクトを持っている。モータースポーツ、特にF1を通じて、アルピーヌブランドの知名度を世界規模で高めるというプロジェクトだ」とファミンはF1公式サイトの独占インタビューで語った。
「我々は経営陣から全面的な支援を得ている。チームは絶対に売却されない。我々は目標達成のために圧力をかけ続ける」とファミンは付け加えた。
「楽しい時期ではない」とファミンは続けた。
「パフォーマンスの面で我々は目指す位置にいない。我々は15位や16位になるためにプロジェクトを行っているのではない。我々はトップに近い位置で争いたい。マシンのパフォーマンスを向上させたい。そして、できるだけ早くポディウムと勝利のために戦いたい」
「(取締役会の中の)全員が、これが簡単な挑戦ではないことを理解している。これは非常に困難な挑戦だ。我々はライバルたちを尊重しなければならない。前進するために、我々は基準を高く設定し、レベルを上げ、自分たちを改善する必要がある」
「歴史的に、我々のチームは以前はルノーブランドの下にあり、1970年代のプロジェクト開始時には皆から笑われていた。しかしその時、我々は強かった」
「我々は今の困難な時期を活用したい。誰にでも浮き沈みがあることは分かっている。我々は苦境に立たされているが、このチャンスを生かして近いうちにもっと強くなり、目標達成のために確実にチーム内で必要な変更を加えていく」
「我々が今持っているマシンは、以前の経営陣の結果だ」
「重要なのは、我々が今何をしているかだ。そして私は我々のしていることに満足している。もちろん、道のりは非常に長く、改善の余地は大いにある」
つまり、アルピーヌは今季のマシンをアップグレードし、シーズンを立て直すつもりなのだ。
新パッケージは第6戦マイアミで発表される予定。
その後もさらなるアップデートが期待されている。
短期的には、アルピーヌの目標は「ポイント圏内に戻る」ことだ。
トップ5チームがポイント獲得のチャンスを頻繁に阻んでいるとはいえ、コンストラクターズランキングの6位は、残り20レースを控えたアルピーヌにとって現実的な目標だ。
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