リカルド、マイアミ予選での劇的な不振を説明
RBのダニエル・リカルドは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのスプリントレースで今季初ポイントを獲得した。だがその後行われた予選で苦戦しQ1敗退を喫するなど、二転三転する一日となった。
リカルドはスプリントレースで、フェラーリのカルロス・サインツとマクラーレンのオスカー・ピアストリを抑え、4位でゴールした。
しかし、その数時間後に行われた予選では、わずかな差で18番手に終わった。
スプリントのときのマシンと予選のときのマシンがどう違うのか説明するよう求められたリカルドは、次のように嘆いた。
「そういうものなんだ……あっという間に変わってしまうものなんだ」
「正直なところ、昨日のSQ3でランド(・ノリス)のラップを見たんだけど、ラップのスタート直後から彼がソフト(タイヤ)でリアを滑らせまくっていて、明らかに苦戦しているのがわかった」
「ターン1の立ち上がりですでに最後のセット(タイヤ)を履いていて、スライドし始めた。奇妙だったのは、それがラップの最初から始まっていたことだ」
「調べてみるつもりだが、周回を重ねるごとにすべてがうまくいっているように見えた。単純に2セット目のグリップが足りなかったんだ」
スプリントではミディアムタイヤで好調な走りを見せたリカルドは、日曜日のグランプリでは最後尾から前進できると楽観的な見方を示した。
「僕たちは18番手のクルマではないと思うし、ただ……なぜタイヤがそのような挙動を示すことがあるのかを理解できればいいんだけど」と彼は続けた。
「昨日はランドと少し話をしたんだ。詳しくは話さなかったけど、”Q3では中古のハードタイヤを履いていたみたいだね”とだけ言ったんだ」
「その答えが出るといいね。明日はどうなるか分からない。ペナルティがあるから最後尾スタートだ」
「今朝、チームには “この30分間を楽しもう”と言ったんだ。F1というスポーツは本当に予想できないことが起こるものだからね」
一方チームメイトの角田裕毅はスプリントで15番手から8番手まで挽回。
その後行われた予選ではQ3に進出して10番グリッドを獲得した。
「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。特にマシンのパフォーマンスは、この1週間を通して素晴らしかった」と角田は語った。
「昨日はパフォーマンスを引き出すことができなかったし、今日はどうしてもQ3に行きたかったんだ」
「でも、クルマの性能に助けられ、Q3に進出できたのは間違いない。トップ10でスタートできることはとてもうれしいし、スプリントレースよりもずっといい位置につけているから、ポイントを獲得するために明日に向けて最大限の集中をする」
RBはコンストラクターズランキング6位の13ポイントをキープして第6戦決勝レースに臨む。
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