フェラーリ、カナダで最悪の週末を過ごす
フェラーリは、カナダグランプリで1ポイントも獲得することが出来ず、カナダでの週末を長く記憶に留めることになるだろう。
シャルル・ルクレールの地元での優勝というモナコグランプリを成功させた後、フェラーリは今シーズンの第9戦の優勝候補としてモントリオールに到着したが、日曜日にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた70周のレースは、フェラーリにとって非常に悲惨な結果となった。
シャルル・ルクレールは、レースの開始直後にメカニカルトラブルに見舞われ、30秒以上マシンをリセットするために最初にピットレーンを通過しなければならなかった。コースに戻っても、ルクレールはペースがなく、フェラーリは最終的に彼をリタイアさせることを決めた。
チームメイトのカルロス・サインツは、グリッド12番手からスタートしたため、集団の中でいくつかの接触があり、それがマシンにダメージを引き起こした。サインツはコース上にとどまるのに苦労し、最終的にスピンしてリタイアを余儀なくされた。
「シャルルの(マシンの)理由は複数ある。まず、モーターコントロールを失い、10周で80kwを失った」と、フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、レース終了後にCanal+のマイクに向かって説明した。
「30秒間停止し、エンジンを止めて再始動しなければならなかった。だから、レースは失われた。そしてカルロスは、ある時点で接触し、フロントウイングとフラットボトムを破損し、最終的にコースアウトした。ああ、1つの週末には多すぎたが、すべてを同じ週末に重ねて、その後はもう少しクリーンな週末を過ごすほうが良いかもしれない」
「ああ、少し厳しい。少しショックを受けている。次のレースに向けて目覚める必要がある。ポジティブな面は、問題があったにも関わらず、シャルルのペースはかなり良かったことだ。彼は集団の中にいて、80kwも少ない状態でも集団についていた。だから、それはパフォーマンスとしてはかなり良いことだと思う。しかし、このような週末で0ポイントを獲得するのは少し厳しい」
カナダグランプリを終えて、フェラーリは依然としてコンストラクターズランキングで2位につけているが、3位のマクラーレンとは40ポイント差になっている。
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