スペインの新サーキット「マドリング」建設が開始

マドリング
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来年のスペイングランプリを開催する新しいサーキットは、2社の協力体制によって建設されることが決定した。

スペインのインフラ企業アクシオナは、エファージュ・コンストラクションと共同事業を行うことを決定し、、イベント主催者であるイフェマ・マドリードと契約を締結したと発表した。この契約は1億1100万ユーロ(約95億円)の入札に対し、8320万ユーロ(約71億円)で落札された。

昨年、スペイングランプリが新しいセミ常設型のマドリッドのサーキットで開催されることが発表された。全長5.47キロメートルのコースは「マドリング」と名付けられる。

サーキット建設に関わる両社とも、F1イベントの開催に必要なFIAグレード1認証を満たすサーキットでの作業経験を持つ。エファージュは10年前にF1がテスト走行で最後に訪れたヘレスサーキットの再舗装を担当し、アクシオナは世界選手権の開催実績はないものの、モーターランド・アラゴンのインフラ開発に携わった。

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マドリンは全体の約4分の1のみが公道で構成されるため、バルデベバスと名付けられた特徴的なバンクコーナーを含む数キロメートルの専用トラックが敷設される。プロジェクト費用にはレース用の仮設構造物の設置と撤去、そしてイベント後の公道復旧も含まれる。

両社は建設作業の環境への影響を軽減するため、機械の動力源として水素処理植物油(HVO)を使用する予定である。また、プロジェクトで移動する土の60%は建設に再利用され、残りは他のプロジェクトでの使用のために保管されるとしている。

建設は今月開始され、来年5月までに完了する予定だ。フォーミュラ2およびフォーミュラ3のサポートレースも含む初開催イベントの日程はまだ発表されていない。F1は昨年、主催者と10年契約を結んだことを発表している。

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