【メキシコGP】リカルド「予選4番手は偶然ではない」

アルファタウリのダニエル・リカルドは、メキシコGPで4番グリッドを獲得した。

リカルドは手の骨折から復帰してまだ2回目の週末だが、メキシコGPでは3回のフリー走行セッションを通じて常にトップ10に入るなど、序盤から力強い走りを見せていた。

チームメイトの角田裕毅がパワーユニット交換のため最後尾グリッドからのスタートとなる中、リカルドはQ1とQ2で角田の牽引を受け、Q3進出を果たした。

ポールシッターのフェラーリ、シャルル・ルクレールからわずか0.216秒差の4番手だった。

リカルドは「今はいいエネルギーがあふれている。」と語り、怪我から復帰したばかりのリカルドにとって、この結果は感慨深いものだったかと尋ねられると、「シャツを引き裂きたいくらいだよ。」と答えた。

「シャツを引き裂きたいくらいだよ!4位はとてもうれしいし、チームとして素晴らしい結果だ。でも昨日の1周目から、マシンのフィーリングはすごく良かったんだ。」

「先週末(オースティン)のレースでは、いくつか思うようにいかなかったこともあって……今週は肩の荷が下りた状態で週末を迎えた。」

「今日は明らかに仕事の半分といったところだ。1時間くらいしたら、まずは明日のことに集中するよ。」

一方、日曜日の決勝レースで4位をキープする可能性、あるいはもっと上位でフィニッシュする可能性について尋ねられたリカルドは、次のように答えた。

「クレイジーという言葉を使うべきかどうかはわからない。だってこの結果はまぐれではないと思うからね。」

「Q1とQ2は、裕毅がスリップストリームを作ってくれた。でもQ3は、自分だけで走ったし、ペースがあった。偶然の結果ではないよ。」

「トップチームはロングランでもう少しペースを上げてくるはずだ。でも、個人的にはクルマのフィーリングはすごくいいし、自信もあるから、明日のレースで4位かそのあたりにつけていれば、かなりハッピーだ。」

「今さっき言ったように、仕事の半分は終わったよ。また明日に向けて頑張らないとね。」

現在、コンストラクターズランキングで最下位につけているアルファタウリは、明日ポイントを獲得することが出来れば、当面のライバルであるハースとアルファロメオを抜き去れるかもしれない。

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