【サウジアラビアGP】決勝リタイア後の角田裕毅のコメント全容

2025年F1サウジアラビアGP決勝にて、レッドブルF1の角田裕毅が無念のリタイアとなった。スタート直後にアルピーヌのピエール・ガスリーと接触し、ガスリーは壁にクラッシュ。角田はピットまで戻ることができたが、そのままリタイアとなった。8番手スタートからのポイント獲得を期待されていた角田だが、1周目でレースを終えることとなった。角田は今回のリタイアについて、冷静な言葉で胸の内を語った。以下は決勝後の角田裕毅のコメント全容である。
「何が起きたかというと、まあ、ガスリーを完全に責めることはできないよ。彼が完全に僕の方に向かってきたわけじゃないし、ほぼ同時だったからね。このトラックで一番きついコーナーだってわかっていたし、並走するとどうなるかもね」
「最初のラップでの経験から予想できたことで、自分としては完全にコントロールしていた。スピードを出しすぎて制御を失ったわけじゃない。カルロス(・サインツ)の後ろ、真後ろにいて、彼にぶつかりそうになっていたわけじゃないから、彼を避けるためにできることはやったけど、残念ながらトラックで一番きつい場所でグリップが少なく、最初のラップだった」
「もう少し慎重にすべきだったかな。でもこういうトラックではなかなか慎重になれない、特に最初のラップではね。正直言って、もう一度やり直せても同じことをするだろうね。できる限りのことはしたよ。マシンで壊れたのはリアウイングだと思う」
「ポジティブな週末だったかといえば、ショートランのペースでは新たなステップを踏めた。Q3のように、まだちょっと上下があるのが残念だけど。今までいい進歩をしているよ」
「このレースで走行経験を得られなかったのは残念だ。僕にとっては全てのラップが本当に重要だから。マイアミの前にテスト走行をさせてもらえると聞いたけど、それは間違いなく有益になる。これからのレースのようなトラックでは特にだ。それが楽しみだよ。何かチームにフィードバックを与えられたらいいな」
「誰とでも最初のラップで接触するのは残念だよ。選手権で近くを争っているガスリーとは、特に痛手だね。理想的なケースじゃない。でも僕らはお互いに戦い続けるから」
「マシンの理解や、これまでの個人的な成長については、前進していると思う。自信のレベルも全て。まだこのマシンで一貫したいいパフォーマンスを見つけるための学習プロセス中だ」
「でも、少しずつ近づいている。このマシンで焦ってパフォーマンスを見せようとするのは、正しいアプローチじゃないと思う。今までの自分のやり方はかなり満足しているよ。成長を楽しんでいる。今やっていることを続けるだけだ」
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