ウィリアムズ、ボウルズ代表と長期契約延長でF1王座奪還へ

ウィリアムズ・レーシングのチーム代表ジェームズ・ボウルズが、チームと新たな長期契約を締結した。これによりボウルズ氏は、チームのF1世界選手権チャンピオン獲得に向けて継続して指揮することになる。
ボウルズ氏は2023年にウィリアムズに加入し、48年の歴史を誇るグローブの名門チームで3人目のチーム代表となった。明日45歳の誕生日を迎えるボウルズ氏は、メルセデスからの移籍で同チームに加入した。ボウルズ氏はF1での20年以上のキャリアにおいて9回のコンストラクターズ世界選手権と120勝以上の勝利獲得に重要な役割を果たしてきた。
就任以来、ボウルズ氏はウィリアムズの全面的な変革を主導し、F1の象徴的存在であるチームを勝利への道に戻すという明確な目標を掲げている。8月に5周年を迎えるドリルトン・キャピタルの長期的支援の下、チームは適切な人材、技術、そしてインフラに投資を行い、優勝争いへの復帰を目指している。
この野心的な復活計画は、アレックス・アルボンとカルロス・サインツという世界クラスのドライバーラインナップ、タイトルパートナーのアトラシアンをはじめとする主要国際ブランド群、F1パドック全体からのトップエンジニアリング人材、そして情熱的で成長を続ける世界的ファンベースを惹きつけている。
このビジョンと投資により、チームは2016年以来最強のシーズンスタートを切った。ウィリアムズ・レーシングは現在、コンストラクターズ選手権で55ポイントを獲得し5位につけており、これは過去3シーズンの合計ポイントを上回る成績である。今回の発表により、ウィリアムズは再び選手権制覇に向けた次のステップを踏むための安定したリーダーシップを確保することになる。
アトラシアン・ウィリアムズ・レーシング及びドリルトン・キャピタル会長のマシュー・サヴェージ氏は次のように語った。「ボウルズ氏がウィリアムズ・レーシングと新契約を締結し、我々が共に取り組んでいるチームを再びトップ争いの場に引き戻すという目標の完遂に向けて自身の未来を費やす決定をしてくれたことを大変嬉しく思う。彼はウィリアムズを表彰台の頂点に復活させるという任務に、経験と活力、そして戦略的リーダーシップをもたらしてくれた。まだ目標には到達していないが、グローブで築いている勢いを感じることができ、これから先に待っていることにワクワクしている」
ジェームズ・ボウルズ チーム代表は次のように述べた。「ウィリアムズ・レーシングと新契約を締結できて大変嬉しく思う。このチームは扉をくぐった瞬間から我が家のように感じられる場所だった。この象徴的なチームは既に私にとって信じられない思い出をもたらしてくれており、我々全員がレガシーを築き上げ、再び世界選手権を勝ち取るという野心で結束している。過去2年間、我々は基盤の修復に焦点を当ててきた。そして今、これから先の年月で栄光を掴むためのプラットフォームを手に入れたのだ」
【関連動画】
- ブリアトーレ氏、デ・メオ氏の退任でアルピーヌに影響はない
- バスール監督、フェラーリ内部の「緊張感」について言及
- 角田、モントリオールで進歩を見せるも憶測続く
- ステラ監督「マクラーレン同士の接触は二度と見たくない」
- ラッセル、カナダGPでの優勝は「縁起の良い」スタート