ヴォルフ氏、パドック戦略でエンジニア流出を防止か?

トト・ヴォルフ
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メルセデスF1代表のトト・ヴォルフが、フェラーリの2026年型エンジンに関する噂を意図的に流し、自チームのエンジニア流出を防ごうとしたと報じられている。さらにヴォルフ氏は、ジョージ・ラッセルの契約延長についても「近く合意に至る」と語っている。

最近の報道によると、エンジン開発で常に先頭を走ってきたフェラーリが、今回はメルセデスやホンダに遅れを取っているとされる。SNS「X(旧Twitter)」の投稿では、ヴォルフがこの噂をパドックで広め、フレデリック・バスール率いるフェラーリにエンジニアが流れるのを防ごうとしたのではないかと指摘された。

F1ではエンジニアの移籍は珍しいことではない。実際、フェラーリは数日前に有力エンジニア2人を失っている。ヴォルフ・ツィマーマンとラルス・シュミット氏がチームを離れ、来季からアウディに加わる予定だ。

F1は2026年から新しいエンジン規則が導入される。フェラーリ、メルセデス、ホンダが引き続き有力メーカーと見られる一方、レッドブルやアルピーヌは追いつきを狙うことになる。

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ジョージ・ラッセル(左)トト・ヴォルフ(右)
ジョージ・ラッセル(左)トト・ヴォルフ(右)

ラッセルとの契約延長は「形式的なもの」

一方、ジョージ・ラッセルとメルセデスの契約交渉は9月に入っても決着していない。マックス・フェルスタッペンがレッドブル残留を決め、ラッセルのシートが脅かされる可能性が消えたことで、夏休み中に契約がまとまると見られていたが、いまだ署名には至っていない。

シーズン残りは8戦。27歳のラッセルは依然として契約延長にサインしていないが、ヴォルフ氏は「合意は単なる形式的なもの」と強調し、まもなく契約がまとまるだろうと自信を示した。

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