ラッセル、危険な場合にセッションを中断する自動システムを要求

メルセデスのジョージ・ラッセルは、オーストラリアGPでの自身のクラッシュのように、マシンがトラック上の危険な位置にある場合、大きなクラッシュの直後にセッションを中断する自動システムをF1に導入することを望んでいる。

メルボルンでジョージ・ラッセルは、すぐ前を走っていたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが急ブレーキを踏んだことに驚き、コントロールを失い、6コーナーの手前でクラッシュした。

ラッセルのマシンは、6コーナーのグラベルトラップに突っ込み、壁に衝突した後、コースの真ん中に戻った。
数秒間、マシンの残骸に閉じ込められたラッセルは、後方から全速力でマシンが接近している状況が非常に危険であることを知らせるために、無線で「レッドフラッグ、レッドフラッグ、レッドフラッグ…」と叫んでいた。

幸いにもジョージ・ラッセルはマシンから無事に脱出することができたが、ラッセルは、危険なゾーンにある事故車が自動的に信号を送り、即座にレースを中断するシステムを自動化するために、F1は解決策を見出さなければならないと考えている。

「あの場所にいるのは信じられないほど不快な状況だ…250km/hで走るブラインドコーナーで、半分ひっくり返った状態でレーシングラインにいて、事故が起こるのを待っているようなものだ」とラッセルは語った。

「幸いなことに、僕の後ろには10秒の間隔があった。セーフティカーが到着するまでに10秒か12秒かかったと思う。しかしレース序盤であれば、10秒の間に、5台、6台、7台の後続車が来ることがある。その状況だったら、イエローフラッグが出ていても、僕は何度も衝突されていただろうね」

「2022年の日本グランプリでのカルロス(サインツ)のように、クルマがコースに戻ってくる事故は過去にもあった。危険なゾーンに車がある場合、自動的に0.5秒以内にVSCを呼び出すような方法を見つける必要があると思う。その秒数が重要なんだ」

「命が危険にさらされている…。この分野でテクノロジーを使って一歩前進するときが来たと思う」とラッセルは付け加えた。

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