マルコが角田裕毅を擁護「遅すぎたのはチームの判断」【アメリカGP】

ヘルムート マルコ ハンガリーGP
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レッドブルのシニアアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アメリカGPのスプリント予選後にコメントを発表し、満足と苛立ちの入り混じった心境を見せた。マックス・フェルスタッペンの圧倒的な走りに喜びを示す一方で、日角田裕毅のQ2進出を逃す結果については、擁護の姿勢を取った。

フェルスタッペンは再びプレッシャーの中で力を発揮し、予測不能なセッションの中でもベンチマークとなる走りを見せた。
「ターン1でミスがあったが、それでも結果を出した」とマルコ博士は予選後に語る。「彼は必ず結果を出す」

常に現実的な視点からフェルスタッペンを評価しており、アップグレードを施したRB21を最大限に活かした点を称賛した。
「シーズン中盤の改良によって、我々が追い求めていたバランスがようやく戻ってきた。車の方向性を定め、大きく前進した。マックスはそれを完璧に活かしている」と続けた。

一方、角田裕毅についての話題になると、マルコの口調は失望ではなく擁護へと変わった。
角田はQ1でのアタックを終える前に時間切れとなり、Q2進出を逃した。原因はピットレーンを出るタイミングの遅れで、ドライバーではなくチームの判断ミスとされている。
「ユウキは出るのが遅すぎた」とマルコは認め、「もっと早く出すべきだった。少なくともQ2には進出できたはずだ」と語った。

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率直な発言で知られるマルコが、チームの判断ミスを公に認めたのは珍しい。これまでレッドブル内で将来をめぐる憶測や厳しい評価にさらされてきた角田にとって、今回のマルコの言葉は大きな意味があるだろう。

arvid lindblatt red bull

さらにマルコ博士は、次戦メキシコGPに関する質問にも答えた。レッドブルのジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドがFP1で走行するかと問われると、博士は「イエス」と即答。
18歳のリンドブラッドは、レッドブルの2026年以降のドライバー計画において重要な存在と見られており、来季にはレーシングブルズへの加入が有力視されている。

また、日本人ドライバーの岩佐歩夢もメキシコGPでVCARBのFP1に参加することが決定しており、レッドブルが次世代の才能発掘と育成に力を注いでいることが改めて明らかになった。

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