マクラーレン、混乱のスプリントでダブルリタイアに激怒

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両車脱落でザック・ブラウンが怒りをあらわに
アメリカGPのスプリントレースは、マクラーレンにとって悲惨な結果に終わった。オスカー・ピアストリとランド・ノリスの両ドライバーが、スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれリタイア。チームはサーキット・オブ・ジ・アメリカズのスプリントレースを無得点で去ることとなり、怒りに震えていた。
マクラーレンにとって、これは最悪のシナリオだった。ダブルリタイア、ゼロポイント、そしてチャンピオンシップのライバルであるマックス・フェルスタッペンのスプリント優勝。タイトル争いで差を詰める絶好のチャンスが、痛手と挫折へ一転した。
チームCEOのザック・ブラウン氏は、インシデント後、言葉を選ばなかった。「アマチュアのような振る舞いをするドライバーがいる」と怒りをあらわにし、「ヒュルケンベルクがピアストリに突っ込んだことは明白だ。彼はあの位置にいるべきではなかった。信じられない……」とコメント。
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ブラウン氏の怒りは、ニコ・ヒュルケンベルクに向けられていた。彼は、ヒュルケンベルクが引き起こしたクラッシュが、マクラーレンの両車を最初のラップが終わる前に戦線離脱に追い込んだ、と非難した。ヒュルケンベルクとピアストリの接触が連鎖反応を引き起こし、ノリスは逃げ場を失い、両マシンのレースは時期尚早に終わったのだ。
「幸いにも、両車の損傷はグランプリ予選までに修復可能なようだ」とブラウン氏は述べ、わずかな安堵感で怒りを和らげた。
一方で、FIAのスチュワードはこの混乱したオープニングラップを詳細に検証し、最終的にレーシングアクシデントとして裁定。ドライバーにペナルティは科されなかった。
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