【ラスベガスgP】ノリス、FP2最速も慎重「多くのドライバーがアタックできていない」
2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目で、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録した。1分33秒602のタイムで2番手のメルセデスのキミ・アントネッリに0.029秒差、3番手のフェラーリのシャルル・ルクレールには0.161秒差をつけた。
しかしセッションはマンホールのトラブルで中断され、早期終了となった。多くのドライバーがソフトタイヤでのアタックを完遂できず、その中にはマックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリも含まれていた。
セッション後、現在ドライバーズチャンピオンシップのリーダーであるノリスは、この結果を慎重に評価した。
「ここは常にトリッキーだ。ただマシンのフィーリングは昨年より良い。それを初周回から感じられたのはポジティブだ」
「しかし複数のドライバーとの接戦になると思う。FP2では多くの選手がソフトタイヤでのアタックすらできなかった」
ノリスはまた、セッションが短縮されたことでレースペースの確認が不十分だったことも指摘した。
「2回目のセッションが短縮されたため、レースペースの確認もあまりできなかった。それでも2つのセッション間で改善できたと思うし、FP3の前にさらなる進歩ができることを期待している」
FP1ではルクレールが最速で、ノリスは6番手に終わっていた。しかしFP2では13周を走行してトップに躍り出た。タイトルを争うフェルスタッペンに0.5秒差、チームメイトのピアストリには0.9秒近い差をつけた形だ。
グランプリ11勝を挙げる26歳のノリスは、混乱のセッションながらもマシンの改善を感じ取っている。真の競争力は金曜日のFP3と予選で明らかになる。
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