【アメリカGP】角田裕毅「鈴鹿に似ているところがあり楽しいコース」
アルファタウリの角田裕毅と、今回から復帰するチームメイトのダニエル・リカルドが2023年アメリカGPへの意気込みとサーキット・オブ・ジ・アメリカズについて語ってくれた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズは(COTA)は、スクーデリア・アルファタウリにとって弱点となっているロングストレートのある高速サーキットであり、カタールGPから引き続きスプリントフォーマットの週末であるため、慎重な姿勢を見せていた角田は次のようにコメントした。
「カタールは僕たちにとってあまりいい週末ではありませんでした。予選は上手くいきましたが、スプリントは良くなかったですし、決勝ではペースが上がりませんでした。」
「暑さが結構話題になっていましたが、僕にとっても暑さは本当に厳しいものでした。フィジカルにはレースをするのがそれほど厳しいとは感じていませんでしたが、特に前のマシンを追いかけているときは、熱風がとにかく暑すぎました。F1はタフなスポーツですが、カタールではいつも以上にハードでしたね。」
「今回のトリプルヘッダーのレースはどれも楽しみです。毎週末レースができるのは嬉しいですが、チームメンバー、特にメカニックにとっては大変でしょうね。3週間トラブルなく過ごせることを願っています。」
「オースティンでは何度かポイントを獲得していますし、コースはもちろん街中もとても楽しい所です。サーキットの最初のパートは鈴鹿と似ています。高速シケインと高速コーナーがあって、方向転換が多くてとても楽しいです。特にエイペックスが見えない登坂の頂点にターン1があったりと、かなりユニークです。僕たちのチームはここ数年、そこそこの成績を残しているので、週末が楽しみです。」
「長いストレートがあり、今年はこれまでそのようなシチュエーションで少し苦戦してきたので、コーナーでラップタイムを取り戻すことを目指していきます。カタールほど苦戦はしないとは思いますが、それでも僕たちに厳しい戦いになるでしょう」
「今週末もスプリント週末なので、金曜日のフリー走行からクリーンなセッションを行うことが重要であす。正直なところ、過去のスプリント週末ではスプリントシュートアウトが散々で、すべてをうまくまとめられたことがなかったので、今回はそこを修正したいと思っています。クルマの挙動が良ければ、あらゆるチャンスを最大限に活かして頑張りたいです。」
「月曜日からオースティンに滞在して、時差ボケを解消しています。素晴らしい街だし、ここの食べ物、特にブリスケットの大ファンなんです。」
また、今回のアメリカGPから復帰するダニエル・リカルドは、怪我からの回復が思っていたよりも大変だったことを明かした。
リカルドは、過去5レースを怪我で欠場。今週末のアメリカGPでスクーデリア・アルファタウリからF1レースに復帰する。
8月末に行われた、オランダGPのFP2でクラッシュし、左手を骨折。手術を受けたが、予想よりもひどい状態だったことにより回復が長引いてしまった。
「ここ数戦のレースを見るのは確かにもどかしかった。特に、もう一度レースに出る準備ができていたのに、2戦こなしてまた “一時停止 “しなければならないなんてね。でも思っていたよりは、レースの出来ない時間も早く過ぎたかな。」と語った。
リカルド不在の間、アルファタウリはAT04にいくつかのアップグレードを施し、リカルドはシミュレーターでアップデートされたマシンの感触を確かめたという。ユニークな “サーキット・オブ・ジ・アメリカズでコースに戻るのを楽しみにしているようだ。
「最後に運転したときから現在のクルマは少し進化しているが、シミュレーターは変更やアップデートの成果を知るのに役立った。その効果は少し感じたが、一度コースに出れば、その効果を十分に感じられるようになると思う。」
- ダニエル・リカルド、もどかしい休養を経て「復帰できて嬉しい」 – Shiga Sports Japan
- 【マクラーレン】育成プログラムに史上初となる女性ドライバーを採用 – Shiga Sports Japan