ヴァスール代表、ルクレールの「今か永遠か」発言を冷静に分析
困難な2024年シーズンを終えたフェラーリのフレデリック・ヴァスール代表は、アブダビGP後に「今か永遠か」と宣言したシャルル・ルクレールの言葉について、冷静な見解を示した。
フェラーリは今年グランプリで優勝できず、新加入のルイス・ハミルトンも表彰台に上がれなかった。全チームに昇格の機会を与える新たな技術規定が課される2026年シーズンに向けて、チームはプレッシャーにさらされている。
ヴァスール氏は、ルクレールの言葉はレース直後の感情を反映していると説明した。
「正直に言うと、シャルルを昨年見ていた人なら、メディアエリアに行ってセッション後に彼に2番手に満足しているか、6番手に満足しているのかと尋ねると、それは同じ答えではないだろう」

「しかし、翌日彼に『チームで何をしたいか』と尋ねたら、アプローチはいつも同じだと思う。より良いものを作ろうとするのは常に同じだ。月曜日の朝にチームに対して全く同じアプローチをとっている。その時、私たちはどこを改善できるかを話し合い、理解するために報告会を行っている」
フェラーリは現在、タイトル獲得の空白期間にあり、最後のタイトルは2008年に遡る。ルクレールがタイトルを獲得できるマシンを待ち続けている一方で、ヴァスール氏はチームの進歩を促すことを目的としたルクレールのコメントを受け入れた。
「1番手か10番手かは関係ない。今日のアルピーヌ、ウィリアムズ、レッドブルでの報告会は我々の報告会と同じだと思う。私たちはパフォーマンスの各要素においてより良い仕事をしようとしているだけだ。エンジン、ギアボックス、空力、セッティング、シミュレーターに関して。それが私たちの活動のDNAだ。マックス・フェルスタッペンがチームを限界まで押し上げる。ランド・ノリスがチームを限界まで押し上げる。そして正直に言うと、それは我々がチームに期待していることでもある」
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