【マイアミGP】アウディ、トラブル連鎖でノーポイント―ボルトレートが苦境を説明
マイアミGPで、アウディは2度の技術トラブルと1件の失格に見舞われる厳しい週末を過ごし、ノーポイントに終わった。ガブリエル・ボルトレートはその状況について、「同じ種類の問題はひとつもなかった」と率直に語っている。
スプリントから本戦まで続いた苦境
苦難はスプリント前から始まった。ニコ・ヒュルケンベルグはグリッドへ向かう途中でパワーユニット系トラブルに見舞われ、白煙を上げたマシンを止めることとなり、スタートすら叶わなかった。
一方、ボルトレートはスプリントを11位で完走。しかしレース後、エアボックスの空気圧に関する規定違反が発覚し、失格処分を受けた。
本戦でも状況は改善しなかった。ボルトレートは12位でポイント圏外に終わり、ヒュルケンベルグは序盤のセーフティカー中に再びマシントラブルが発生。わずか7周でリタイアを喫した。
すべてが異なる問題
相次ぐ不具合について、ボルトレートは次のように説明した。
「正直、今週末は多くの問題に見舞われたけれど、同じ種類のものはひとつもなかった」
2026年からワークス体制へ移行したアウディは、新設計のパワーユニットをノイブルク・アン・デア・ドナウで開発。チーム運営自体は従来のザウバー体制をベースとしているが、新プロジェクトならではの不安定さも見え隠れしている。
現時点では各トラブルの詳細な原因は明かされていないものの、新レギュレーション初年度ならではの“初期トラブル”に苦しんでいる状況と言えそうだ。
波の激しいシーズン
今シーズン、ボルトレートは好調な滑り出しから一転して不調に陥るなど、浮き沈みの激しい展開が続いている。
「開幕戦ではトラブルはなかった。でも、次の週には3つも問題が発生して、その次はまたゼロになる。そんな感じなんだ」
その言葉には、隠しきれないフラストレーションが滲んでいた。
新レギュレーション初年度に避けられない試練
それでも、ボルトレートは現状を受け止めつつ前向きな姿勢を崩していない。
「新しいレギュレーションに慣れるまでは、こうしたことが続くのだろう。シーズンをいい形でスタートさせるのは簡単ではないし、期待が大きいほど辛さもある。でも、こういうことは起こり得るものなんだ」
次戦カナダGPで、アウディがトラブルの連鎖を断ち切り本来のポテンシャルを発揮できるか、注目される。
【関連記事】
