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メキース代表「ADUOの判定に根拠なし」―バルセロナでの前進を認めつつ、フェラーリの躍進に驚き

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Laurent Mekies red bull Barcelona

バルセロナ=カタルーニャGPを終えたレッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースが、レース後の会見で率直に語った。マックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーがそれぞれ4位・5位でフィニッシュしたレースの分析から、ADUO(追加開発・アップグレード機会)問題の核心、そして角田裕毅の近日復帰まで、幅広いテーマにわたった。

「ノーマンズランドにはいない。でもポジウムとの差はある」

メキースはレッドブルの現在地をこう位置づけた。「我々が迷子の状態にあるとは言わない。上位4チームの中で戦っている。ただ、全てのサーキットレイアウトでポジウムを争えるわけではない。カナダやモナコはポジウムを争えたが、バルセロナはそれが難しかった。それは率直に認める」

ただし、キミ・アントネッリとシャルル・ルクレールの終盤リタイアがなければ、フェラーリ1台とマクラーレン1台を上回れる位置にいたと自己評価した。「ドラマがなければ、今日できる最善の結果を出せていたと思う」

「バルセロナは今季最初の”リアリティチェック”の場だった」

前半戦の結果を振り返り、サーキット特性による性能差の変動についても明確に語った。「バルセロナは今季、中高速コーナーと長いストレートを持つ、中国・日本型のサーキットに久しぶりに来た週末だった。こういったトラックではモナコとは異なる結果になると予想していた」

その上で、今週末がチームの進歩を裏付けるものだと強調した。「ポールや優勝争いから3〜4割の差。これはシーズン序盤のこういった高速型のコースでの状況から比べると、全く異なる絵だ。差はある、でも確実に縮まっている」

ADUOの判定に「根拠となるデータが一切ない」

ADUOでレッドブル/フォードが最強エンジンとFIAに判定されていることについては、依然として強い異議を唱えた。メキースはカナダ(ICEパワー感度高→予選6位)、モナコ(ICEパワー感度低→ポールに近い位置)、バルセロナ(ICEパワー感度高→再び予選6位)というパターンを指摘しながらこう言い切った。「我々にはメルセデスより自分たちが速いと示すデータが1サンプルも存在しない。ましてや一貫してメルセデスを上回っているなど全くあり得ない」

「ADUOの制度として最強エンジンのメーカーを特定する手法については、支配的なチームではなく、それを追いかけるチームを正しく特定するのに、十分な確実性が必要だ。特に、サーキットごとのパフォーマンス変動がICEパワーの感度と完全に一致している現状では」

さらに、モナコでのガスリーのペナルティ取り消し問題(アルピーヌのRight of Reviewが認められた件)にも言及し、「測定システムそのものに問題があるとは言わないが、17〜18台が合法的に走れる状況を保てるよう、スポーツとして確固たるアプローチが必要だ」と訴えた。正式な控訴については「まだ提出していない。時間的余裕はある。これは競技結果というよりも、ペナルティの不服申し立てができない状況での正確な最終結果の確定という、スポーツの在り方の問題だ」と述べた。

レーシングブルズとの独立性問題「自らより厳格な基準を課している」

レーシングブルズとレッドブル・レーシングの独立性についての質問に対しては、こう反論した。「FIAの規定を遵守しているだけでなく、我々自身にさらに高い基準を自ら課している。それでも指摘を受けるなら、それはゲームの問題だ。今シーズンのレーシングブルズとレッドブル・レーシングのオントラックでの全インタラクションを見れば、我々が規定に違反しているとは到底言えない。特にシーズン序盤、我々のクルマは全く競争力がなかったため、サンプルは山ほどある」

フェラーリの大型パッケージに敬意「バルセロナで勝ったことが語るすべて」

フェラーリのバルセロナでのパフォーマンスについては素直に称賛した。「非常に大型なパッケージを持ち込んだ。ハミルトンの初勝利、本当におめでとう。バルセロナのようなサーキットで勝てるということは、シャシーとPU両面の質の高さを示している。心から尊敬する」

メルセデスとチームの差についても「この2戦でジリジリと縮まっていた差に、フェラーリが一気に大きな前進をしてきた」と認めた。

次の大型アップグレードはオーストリア

レッドブルの次の大型アップグレード投入先はオーストリアGP(レッドブルリンク)と明かした。「我々の次の大きな一手はオーストリアだ。ただ、オーストリアのパッケージだけでは十分ではないことも理解している。引き続きさらなるステップが必要だ。重要なのは、日本GP以来続けてきたギャップを縮める軌跡を維持し、”もっと食べる”のではなく”ダイエットする”ことつまりライバルとの差をさらに削ることを続けることだ」

オーストリア料理の話題が出ると会場が笑いに包まれたが、メキースはユーモアを交えながら「オーストリア料理はおいしい。でも計画は、クルマがオーストリアで少し食べる量を減らして、少しダイエットすることだ」と続けた。

角田裕毅、近日中に復帰へ

最後に角田裕毅(レーシングブルズ)の近況にも触れた。「ユキに早期復帰のチャンスを与えられることをとても喜んでいる。数日中にクルマに乗る機会が最初に訪れる。シャープさを維持し、フィジカルを維持することが大事で、クルマに乗ることに勝るものはない」

またFP1での日本人ドライバーについて問われ、「来週末のFP1にも空きがある」と示唆した。

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