オコン、アルピーヌの2023年シーズンに「満足していない」
エステバン・オコンは、アルピーヌの2023年シーズンにあまり満足していないことを認めている。
オコンとアルピーヌは2022年、新しいグラウンドエフェクト技術規則が導入された最初のシーズンにコンストラクターズランキング4位という好成績を残した。また、ドライバーズランキングでも元チームメイトのフェルナンド・アロンソに1つ差をつけて8位につけている。
だが、2023年は調子を落とし、ライバルのアストンマーティンとマクラーレンがより競争力のあるマシンを開発したため、総合6位と順位を下げた。
今シーズンは、オコンがモナコで3位表彰台、チームメイトのピエール・ガスリーもオランダで3位表彰台を獲得と、素晴らしいパフォーマンスを見せた一面もあったのは事実だ。
しかし、ウィリアムズのローガン・サージェントと並ぶ最多リタイア(7回)を喫した1年を振り返り、オコンは次のように語った。
「今シーズンがハッピーじゃないのは明らかだけど、今年はとてもいいこともあった。モナコやザントフォールトなど、チームとして強い結果を残すことができた。」
「残念なことに、十分な安定性がなく、リタイヤが多かった。ドライバーズランキングではトップ10に入ることができただろうし、コンストラクターズランキングでも上位に近づくことができただろう。」
「でも、そういうものなんだ。みんなもっと上を目指して仕事を続けているし、きっといいことがあると思う。冬の間、チームがいい仕事をしてくれると信じているよ。みんな向上し続けることに飢えているからね。」
また、アブダビで行われたシーズン終了後のテストでは、この日を振り返ってオコンは次のようにコメントした。
「良かったよ。とても興味深い1日だった。」
「レースではテストできなかったことをテストできたし、1年を通して、ある意味で自由なテストだった。だから、とても興味深かった。おそらく、これまでで最も興味深いテストだったし、いい結果も得られた。」
「来年のマシンに役立つと思う。今日の結果には満足しているし、ジャック(・ドゥーハン)のマシンとデータを共有できたことも良かった。いろいろなことを比較することができたし、さっきも言ったように興味深いものだった。このような形で1年を締めくくることができてうれしいよ。」
このテストから今年と2024年に向けてどれだけのことが学べたかと尋ねられたオコンは、こう答えた。
「正直なところ、どちらも一緒だよ。レギュレーションの継続性だ。僕たちは今年から明らかに学び続けようとしているし、来年のマシンにいいものを持ち込みたいと思っている。」
「それが目標だし、冬の間にシミュレーターを使って、投入したばかりのデータから最大限のものを引き出せるようにすることが目標になる。」
「本当にいい1日で、クリーンなレースができた。長いシーズンがようやく終わって、みんな本当に疲れていると思うし、2台とも問題はなかったから良かった。」
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