ルクレール、フェラーリF1との契約延長へ、2025年以降も残留
シャルル・ルクレールは、フェラーリF1との新たな契約延長に合意し、今シーズン末以降もチームのためにレースを続けることになった。
ルクレールは2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに初めて参加し、チームとの長い関係を築いてきた。2018年にザウバーでF1デビューを遂げた後、2019年にフェラーリF1チームのフルタイムメンバーとなり、現在まで5勝を挙げるとともに23回のポールポジションを獲得している。
ルクレールはフェラーリでワールドチャンピオンになることを目標に掲げ、今回このパートナーシップがさらに数年にわたって延長されることとなった。
契約発表の際、ルクレールは「スクーデリア・フェラーリのレーシングスーツを今後数シーズンにわたって着ることになり、とてもうれしい」とコメントした。
フェラーリでのF1優勝が3歳からの夢
「このチームでレースをすることは、3歳のときからの夢だったんだ。サン・デボーテにある友人のアパートの窓から観戦していたモナコGPでは、いつも赤い車を見ていた。2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加して以来、このチームは僕にとって第二の家族であり、この5年間、良い時も悪い時も、共に戦い、多くのことを成し遂げてきた。」
「これからもっと良くなると信じている。さらなる進歩を遂げ、すべてのレースで強さを見せたいと思っているから、今シーズンの開幕が待ちきれないよ。僕の夢はフェラーリF1でワールドチャンピオンになることだから、これからまた数年間、一緒に素晴らしい時間を過ごし、ファンを喜ばせることができると確信している。」
バスール、契約延長は「自然な流れ」
チーム代表のフレッド・バスールは、以下のように付け加えた。「シャルルとスクーデリアとの絆は、ドライバーとチームという関係を超えている。彼がフェラーリ・ファミリーの一員となったのは、彼が自分のレーシングスーツに初めて”跳ね馬 “のエンブレムをつける8年前までさかのぼる。彼の価値観と私たちのチームの価値観は一致しており、我々が協力関係を延長することに同意するのは自然なことだった。」
「私たちは彼の絶え間ない限界へのチャレンジ精神を知っており、レース中のバトルやオーバーテイクにおける能力をとても高く評価している。我々は勝つことのできるマシンを彼に与えることを決意している。その一方で、彼の決意とコミットメントも我々の目標達成のために重要であると理解している。」
2024年シーズンにも期待
ルクレールは2024年にフェラーリドライバーとして6年目のシーズンを迎える。チームメイトは引き続き年内までフェラーリとの契約が残っているカルロス・サインツとなる。
また、フェラーリF1は2月13日に新たなマシンを発表する予定で、2月29日(土)から3月2日(日)に開催されるF1開幕戦バーレーンGPに先立ち、2月21日(土)から23日(日)にサクヒールでプレシーズンテストを行う。
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