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角田裕毅の地元・相模原市が“本気応援”! 市役所での展示や裏側エピソードが熱すぎる

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角田裕毅の地元・相模原市が“本気応援”!市役所での展示や裏側エピソードが熱すぎる

2026年シーズン、角田裕毅はリザーブドライバーとしてF1に関わっている。それでも彼の影響力は衰えるどころか、地元・相模原市では市民を巻き込む形で広がり続けている。

地域を挙げて応援する姿は、まさに“自治体×F1”の理想形とも言えるだろう。

今回、相模原市スポーツ推進課への取材から見えてきたのは、単なる応援を超えた「本気の支援」と、市民を巻き込む熱量だった。

F1日本GP期間は市役所が“角田ミュージアム”に

2023年日本GP時の展示:相模原市提供

毎年F1日本GPの開催時期になると、相模原市役所では特別展示が行われてきた。

展示内容は想像以上に本格的だ。
鈴鹿サーキットとのコラボレーションや角田裕毅の家族の協力により、

  • 実際に使用されたヘルメット
  • レーシングスーツ
  • 特別パネル展示

など、ファンにはたまらない貴重なアイテムが並ぶ。

しかもこれは通年ではなく、F1日本GPのタイミング限定。
“今しか見られない”という特別感が、さらにファンの心をくすぐる。
※今年の開催予定はない

「昇格の夜」に起きた、担当者の熱すぎる行動

2025年日本GP時の横断幕:相模原市提供

特に印象的だったのが、担当者のこんなエピソードだ。レッドブルへの昇格が決まったその日——帰宅途中だった担当者は「これはすぐやるしかない」と決意。

翌日、すぐに展示を“レッドブル仕様”へ一気にアップグレードしたという。
その完成度に、角田ファンでもある副市長が思わず一言。「いいね!!」

自治体の仕事とは思えないスピードと情熱。この一件だけでも、相模原市の“本気度”が伝わってくる。

市を挙げた応援プロジェクトも展開

相模原市は“応援の形”にもこだわる。

  • 小学校3校による応援フラッグ制作
  • 市長自ら現地観戦(鈴鹿)
  • ゆかりのある人物によるメッセージ動画  (#ToYT22fromHOMETOWN)

さらに、角田本人からの動画は相模原市のXで“明確に数字が伸びる”ほどの反響。
まさに地域スターとしての存在感を証明している。

パブリックビューイング構想も……実現なるか

実は、相模原市ではF1のパブリックビューイング構想も存在する。

過去に検討されたものの、実現には至っていない。

だが、3月にはNetflixと共催しWBC(ワールドベースボールクラシック)のパブリックビューイングを実現した実績もある。

担当者はこう語る。

「レギュラードライバーに復帰した暁には、ぜひやりたい!」

さらに、市民イベントである“桜まつり”と日本GPを連動させる構想も。
もし実現すれば、F1ファンにとって新たな聖地になる可能性すらある。

凱旋イベントや将来の展望

将来的には、角田の凱旋イベントの可能性も。

これまでも年末のファンミーティングなどを支援してきたが、市としての関わりは今後さらに強くなっていく見込みだ。

また、表彰台に立った際には、市としても特別横断幕の制作をはじめ、その快挙を称える取り組みが構想されている。

市民の3人に1人が知る存在へ

角田の影響は、確実に街全体へ広がっている。2024年時点で、相模原市民の約3分の1が角田裕毅を認知。

さらに彼をきっかけにモータースポーツに興味を持つ人も増えているという。F1という競技の裾野を広げている存在として、角田の影響力は計り知れない。

地元企業や民間も巻き込む応援の輪

応援は行政だけにとどまらない。

市内企業である「ホンダカーズ神奈川西」がスポンサーとして支援。

さらに「さがみはらフェスタ」ではF1マシン展示や角田裕毅応援団によるグッズ販売も行われ、 民間イベントでも角田を応援しようという盛り上がりが生まれている。

現場には父親が訪れることもあり、地域との距離の近さも印象的だ。

角田裕毅がもたらした「街の変化」

相模原市の広報紙

彼は、市の「ホームタウンアスリート制度」第1号。
オリンピック金メダリストと並ぶ存在として位置づけられている。

また、市の広報でも角田裕毅の活躍は大きく取り上げられており、その紙面からは並々ならぬこだわりと熱意が伝わってくる。

そうした積み重ねが確実に市民へ届いた結果が、今回の数字として表れているのだろう。

なぜこの地域からF1ドライバーが生まれるのか

レッドブル昇格後に更新された橋本駅南口の角田パネル:相模原市提供

実は相模原周辺は“特別な土地”でもある。

  • 片山右京(相模原市)
  • 佐藤琢磨(すぐ隣の町田市)

F1ドライバーを複数輩出しているにも関わらず、
特別なサーキットがあるわけでも、モータースポーツ特化地域でもない。

それでも“最速のアスリート”が生まれる——この不思議な土壌も、相模原の魅力のひとつだろう。

角田裕毅とともに広がる応援の輪——相模原市の想い

相模原市の担当者は、角田裕毅への想いをこう語る。

「まずは競技に専念してもらいたいというのが一番です。その上で、可能な範囲で市民向けのメッセージをいただけたり、スポーツの推進に関わっていただけたらありがたいです」

さらに、角田の存在がもたらす“街への影響”についても言及する。

「世界で活躍する角田選手は、地元に明るい話題と希望を届けてくれます」

「さらに多くの市民の皆さんに『相模原にこんなすごい選手がいるんだ』と知ってもらい、角田選手の応援の輪が広がることで、ご本人の後押しになれば何よりです」

ひとりのドライバーの挑戦が、街を動かし、人をつなぐ。それが、角田裕毅という存在だ。

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