アロンソ、アストンマーティンのパフォーマンスに懸念
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、モナコでポイントを獲得できなかったことに懸念を示した。モナコは、アロンソが最初の6レースでポイントを獲得した後、2レース連続でトップ10に入ることができなかったレースだった。
アロンソの11位は、少なくともイモラで記録した19位よりは励みになるものだったものの、シーズンの中盤に向けて、アストンマーティンには懸念すべき理由がある。
シーズン開幕時には、トップチーム(レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティン)とそれ以外のチームとの明確な分断があったが、最近ではバトルが接近してきた。
VCARBは常にトップ10に顔を出し、ハースもポイント獲得に乗り出している。アルピーヌは改善しており、ウィリアムズはアレックス・アルボンの手腕で前途有望な姿を見せている。
そのため、アストンマーティンは最近、ポイント獲得が難しくなっており、アロンソとランス・ストロールはモナコでポイントを獲得できなかった。
彼らは少なくとも、状況を変えるために代替戦略を試みた。
アロンソはチームプレーを発揮し、集団を抑えてストロールがピットインし、最後のポイントを追いかけるためのチャンスを作ったが、ストロールは壁に当たってタイヤがパンク。
14位でフィニッシュしてポイント獲得のチャンスを終わらせた。
「タフなレースだった。また不運でもあった。週末を通して、いつも間違ったタイミングにいるようだった」とアロンソは語った。
「レースでも同じだ。ハードタイヤでスタートして、長いスティントをつもりでだったが、赤旗でミディアムを履いて、最後までミディアムで走らなければならなかった。これは少し予想外だった」
「全体的に難しい週末だった。だが、困難からは多くのことを学ぶことが出来る。それが僕たちがしようとしていることなんだけど、厳しいものだ。(現在のフォームは)明らかに理想的ではない。僕たちは、トップを目指すのではなく、中団に戻ってしまったようだ」
「だが、これらのことは急速に変化する可能性がある。他の多くの例で、事態がいかに急速に変化するかを見てきた。マシンの良いアップグレードがあれば、5~6ポジション上がることができる。それが僕たちが次のレースでやりたいことで、その方向で一生懸命働いている」
アストンマーティンは、次の大きなアップグレードがいつ届くのかを明らかにしていない。チームはすでに日本でパーツを持ち込み、イモラに大きなパッケージを持ち込んでいる。
日本のパッケージは、彼らをメルセデスとの混戦に大きく踏み込ませたように見えた。しかし今、他のチームは、独自のアップグレードのおかげで、再び引き離したようだ。
「現時点では、僕たちはそれほど競争力があるように見えないから、いくつかのことを解決し、マシンでペースを見つける必要がある」と、ストロールはモナコでのレース後に語った。
また、チーム代表のマイク・クラックは次のように付け加えた。
「今日は、土曜日にポイント獲得圏外で予選を戦ったことで、また厳しい一日となってしまった。今は、チームとして立て直し、改善に集中し、カナダで強くなって戻ってきたい」
少なくともカナダは、昨シーズン、アストンマーティンにとって強力なレースだった。
アロンソはモントリオールで表彰台を獲得したが、現在のフォームでは、その結果を繰り返すことは、チームにとって難しい課題のように見える。
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