2024年のアルファタウリのシートを逃したリアム・ローソン、彼の未来は?

アルファタウリでダニエル・リカルドのスーパーサブとして活躍するリアム・ローソンは、わずか4戦のグランプリ中にポイントを獲得し、2度11位圏外でフィニッシュしている。では、なぜ彼は2024年のレースシートを見送られたのか?

21歳という若さのローソンは、短期間で才能を発揮し、その土俵に乗ることが可能であることを証明した。彼はチームに溶け込み、1周だろうがレース距離だろうがすぐにパフォーマンスを発揮してチームを感心させた。

国際レースに出場したすべてのシーズンで少なくとも1勝を挙げており、日本のシングルシーターシリーズであるスーパーフォーミュラでは1レースを残して現在ポイントランキング2位につけている。

ローソンはF1で4つのキャラクターの異なるサーキット(そのうちの1つであるシンガポールはどのカテゴリーでも走ったことのないサーキット)で、しかも中団では最も遅い部類に入るマシンで速さを発揮している。

しかし、レッドブルの上層部はそうは考えず、ダニエル・リカルドと角田裕毅を残留させ、経験を積むことを選んだ。

とはいえ、これはローソンにとって終わりではなく、むしろ始まりであるといえる。彼はレッドブルとアルファタウリに大きな関心を与え、彼への信頼と投資に見事に報いた。
レッドブルは来季もリザーブドライバーとして彼に多額の投資を続けることが想像できる。つまり、来年はすべてのレースでレッドブルとアルファタウリの両方に帯同し、メカニックやエンジニアとの関係を築き、報告会や社内での会話に完全に参加できるようにするのだ。

本拠地に戻れば、レッドブルのシミュレーターにさらに精通することになる。レッドブルの両チームのレースドライバーは、グランプリ週末の理想的なセットアップを導き出すために、彼の努力とフィードバックを大いに頼りにしている。

情報筋によると、レッドブルはシーズン中盤もしくは2024年キャンペーン終了後にペレスの代役としてリカルドを起用し、その後任としてローソンをアルファタウリに起用するのではないかという。

つまり、ローソンの短期的な未来はそれなりにはっきりしているということだ。リカルドが復帰するまでの間、ローソンはリカルドのサブとして活躍し続けることが出来る。リカルドの復帰はオースティンになる可能性が高く、ローソンはカタールでもレースをする可能性が高い。

彼がフルタイムのシートを手にするのは、いつになるかわからない。だが、現在グリッド上で最年少のレーサーとして、その時が来るのは意外とすぐかもしれない。

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