サインツ、レース開始の延期は「賢明な決定」だった

carlos sainz belgium
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ウィリアムズのカルロス・サインツは、日曜日にスパ・フランコルシャンで行われたベルギーGPのスタートが遅れた件について、FIAレースディレクターのルイ・マルケスを擁護する立場を取った。レースは当初の予定より80分遅れの16時20分に始まったが、その理由は視界不良と判断されたためだった。

セーフティカーの後ろでフォーメーションラップを行い、状況を評価した後、マルケスはスタートを中断する決定を下した。この判断には、マックス・フェルスタッペンをはじめ複数のドライバーが批判的な反応を示した。フェルスタッペンは無線で「ちょっと馬鹿げている。慎重すぎる」と不満を述べた。

雨は一時的に20分ほど止んでいたが、レースディレクションは依然として保守的な姿勢を維持し、状況が安定するまでレース開始を見送った。最終的にレースはローリングスタートで再開され、ドライバーたちはすぐにドライタイヤへと切り替えた。

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ルイス・ハミルトンも遅延を「過剰だった」と批判したが、サインツはマルケスの慎重な判断を評価した。こうした特殊なコンディションでは視界の判断が非常に難しく、すべてのドライバーの安全を最優先すべきだと述べた。

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サインツは「マルケスには敬意を持っている」と語り、レースの再開に時間をかけた彼の決断を支持した。「通常のサーキットであれば、5〜10分早くスタートできたかもしれない。でもここはスパ・フランコルシャンだし、このサーキットの歴史を考えると慎重な方が良いと思う」と語った。

「皆がレース全体を観ることができたし、決して悪い判断ではなかった。慎重ではあったが、それが正しい判断だったと思う。マルケスはシルバーストンの事故の後、スパではより慎重になると話していたし、実際にその通りにした。事故が起きてから後悔するくらいなら、慎重な方がいいと僕は思う」と締めくくった。

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