アレッサンドロ・アルニ・ブラビ、マクラーレンに加入

キック・ザウバーでチーム代表を務めていたアレッサンドロ・アルニ・ブラビが、マクラーレン・レーシングの新設されるビジネス部門の最高経営責任者として正式に加入することが決定した。これは、F1界における注目の人事異動だ。

2025年2月1日付けで、ブラビはマクラーレンの経営陣に正式に参画し、CEOであるザク・ブラウンに直属する新しいポストに就任する。主な職務は、レース活動の全体的な経営管理、法的問題への対応、ドライバー開発プログラムの統括、ドライバー契約の管理、権利管理と組織方針の策定となる。

特に注目されるのは、マクラーレンのドライバー開発プログラムをサポートする役割だ。前任のステファニー・カーリンは社内で継続して活躍する予定となっている。

ザク・ブラウンは、ブラビの起用について「モータースポーツにおける豊富な経験と優れた専門性が、チームに大きな価値をもたらすだろう」と高く評価している。

ブラビ自身は、「マクラーレンは私が生涯のファンであったチーム。素晴らしい人材と共に働く機会に、特別な感情を抱いている」と意気込みを語った。さらに、「チームの成功に全面的にコミットし、F1における最高のチームを目指す。2月初旬から本格的に始動する」と抱負を明らかにしている。

マクラーレンは、この人事異動によって新たな組織体制の強化を図る。業界関係者からも、ブラビの加入に大きな注目が集まっている。

【関連記事】

バスール、ハミルトンのフェラーリデビューを語る