アルボン、フェルスタッペン独特のドライビングスタイルの秘密を語る
アレックス・アルボンは、レッドブルでマックス・フェルスタッペンとともに過ごした時間と、トリプル世界チャンピオンに君臨するフェルスタッペンのドライビングスタイルをユニークなものにしている重要な要素について口を開いた。
アルボンは2019年の途中でトロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルへ昇格し、2020年までそのポジションを維持した後、フェルスタッペンのチームメイトとして1シーズン半を過ごした。
しかし、その間にフェルスタッペンのペースと安定性についていけず、2021年はリザーブドライバーに降格。
元『BBC F1』司会者のジェイク・ハンフリーが共同ホストを務める『High Performance Podcast』に出演した現ウイリアムズドライバーであるアルボンは、レッドブルでの苦難の日々を振り返り、フェルスタッペンの魅力について語った。
「まず第一に、多くの人が、”あのクルマは彼を中心に作られている。彼はフェラーリのミハエル・シューマッハのようなもので、彼を中心にこのチームを作り上げたんだ”と言う。」
アルボンはフェルスタッペンのチームメイトになった時の感想を語り始めた。
「正直なところ、もちろんマシンはそうだけど、彼はとても速い。彼はかなり独特なドライビングスタイルを持っていて、付いていくのはそう簡単ではない。」
「みんながそれぞれのドライビングスタイルを持っている。僕のドライビングスタイルはもう少しスムースな方だと思うけれど、フロントエンドがいいクルマが好きなんだ。マックスもそうだけど、彼のシャープさとダイレクトさはまったくレベルが違う。」
「みんなにイメージしてもらいやすく言うとするなら、コンピューターゲームの感度を最大まで上げてマウスを動かすと、画面のあちこちでマウスがすごいスピードで飛び交って、コントロールしにくくなるよね。そんな感じでとても鋭くなるので、緊張感が出てリラックスできなくなる。」
アルボンはさらに、シーズンが長引き、マシンの開発が進むにつれて “雪だるま効果”が生まれ、フェルスタッペンのチームメイトであるドライバーにさらなるプレッシャーを与えることになると説明した。
「そしてシーズンが進むにつれて、マックスはマシンのフロントエンドを欲しがり、マシンをより鋭く、よりシャープにしたがるようになる。」
「そして追いつくためには、もう少しリスクを冒さなければならない。あるセッションでコンマ数秒遅れていたとしても、もう少し頑張れば…というところで『転倒してしまった。やり直しだ』となるんだ。」
「そして少し自信を無くしてしまう。また次の仕事に取りかかろうとすると、またスピンしたり、また別のことがあったり……雪だるま式に増えていくんだ。クルマがどんどん鋭くなっていくたびに、緊張も高まっていく。」
「どんなスポーツでもそうだけど、流れに乗れなくなると、本当に考えなければならなくなるし、コーナーに入るたびにどう反応するかわからなくなる。うまくいかないんだ。」
チームメイトとなって以来、フェルスタッペンは2021年にライバルであるメルセデスのルイス・ハミルトンを抑え、2022年と2023年には圧倒的な強さで3度のF1世界タイトルを獲得している。
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