アントネッリ、2021年型マシンで近日中にテストを実施
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、メルセデスのジュニアドライバーであるアンドレア・キミ・アントネッリが、オーストリアのレッドブル・リンクで開催される非公開テストで、近日中にF1マシンのステアリングを握ることを発表した。
アンドレア・キミ・アントネッリは、過去数年間でカートレースで12以上のタイトルを獲得。
2022年にはイタリアとドイツのフォーミュラ4選手権、2023年には中東ヨーロッパのリージョナル・フォーミュラ選手権でタイトルを獲得するなど、注目を集めている。
わずか17歳のアントネッリは、2024年にプレマ・レーシングからフェラーリのリザーブドライバーを兼任するオリバー・ベアマンとともにF2に参戦している。
先週末の日本グランプリで、トト・ヴォルフは、若手のアントネッリがオーストリアのレッドブル・リンクでメルセデスのマシンのテストに近日中に参加することを発表した。
ウォルフは、このテストが2021年シーズンの旧型マシンで行われることを強調し、若手ドライバーに「良いマシン」がどのようなものかを示すためだと説明した。
「2021年のマシンでテストを行う。非常に良いマシンがどのようなものか彼に理解してもらい、その後2022年のマシンに乗せて、どのような違いがあるのかを確認する」とメルセデスのチーム代表は述べた。
ヴォルフは数年前からアントネッリ家と特別な関係を築いており、レース以外の週末には多くの時間を彼らと過ごしている。
アントネッリはトト・ヴォルフの息子であるジャックにカート走行の基本を教えている。
「彼がF1マシンに乗るのを見るのは本当にわくわくする。11歳の時から彼は我々と一緒にいるからね」
「彼がまだ小さなカートレーサーだった頃のコンソールの横に立っている彼の写真を今でも持っているくらいだ。そして今、彼がF1ドライバーへと成長するのを目の当たりにするのは、私にとって本当に誇らしいことだ」
来季メルセデスでルイス・ハミルトンの代役を務める可能性のあるドライバーについて、トト・ヴォルフは再び、夏までにいかなる決定も下さないと答えた。
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