【ブラジルGP】トト・ウォルフ「楽観的なのは愚かな者だけだ。両足を地につけて挑む」と慎重姿勢
メルセデスのトト・ウォルフは、ブラジルGPでレッドブルに挑戦できると “慎重に”楽観視していることを認めながらも、”両足で地に足をつけている”と主張している。
ルイス・ハミルトンはアメリカとメキシコでマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位を獲得している。(アメリカGPではレース後にマシンが抜き打ち検査され、FIAテクニカルチームによってプランクの摩耗における不正が発見され失格となった。)
また、メルセデスはブラジルで輝かしい戦績を残しており、過去8戦のうち6勝(過去2戦ではハミルトンが2021年に、ジョージ・ラッセルが2022年にF1初優勝)を挙げている。
メキシコGPの後、ブラジルで優勝を狙う自信があるかと尋ねられたウォルフは次のように答えた。
「分からない。楽観主義者は愚か者だ。むしろ両足を地につけ、ベストを尽くして予選で上位に入り、うまくいけばレッドブル、フェルスタッペンに挑戦できるかもしれない。」
今週末のレースに向けて、ウォルフは次のように付け加えた。
「最近のレースでは心強いペースを見せているので、予測不可能であることは分かっているが、慎重かつ楽観主義でインテルラゴスに向かう。」
「コンストラクターズ2位争いでフェラーリに対するアドバンテージを保ったまま、メキシコを終えることができた。これは我々にとって重要な戦いであり、勝つことに集中している。」
「厳しいスタートとグリッドポジションを考えれば、2位でメキシコを終えることができたのはポジティブだった。」
「クルマは非常に良いレースペースを見せたが、3日間を通してW14から最大限の力を引き出すためには、まだまだやるべきことがある。」
ブラジルGPではマシンに何が期待できるかわからないものの、メルセデスはよく知っているサーキットで、”堅実なベースライン”からスタートすることを望んでいると考えている。
「このトリプルヘッダーの最後のレースがブラジルで行われる。」
「最近のレースでは良いステップを踏んでいることは分かっているが、メキシコではW14を使いこなすのはまだ難しいことが分かった。」
「インテルラゴスではしっかりとしたベースラインを作り、そこから何ができるかを見ていきたい。」
「もちろん、ここには素晴らしい思い出がある。特に2021年のルイスの華々しい勝利と2022年のジョージの初優勝は忘れられない。」
「ブラジルのファンはF1に対して非常に情熱的で、いつも熱狂的な歓迎を受けている。願わくば、そこで僕たちのパッケージが上手くいって、みんなにいいショーを見せられることを願っている。」
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