F1ブラジルGP、5年の契約延長を発表!

F1はブラジルGPを5年契約延長し、2030年までF1カレンダーに残すことを発表した。

インテルラゴス・サーキットの正式名称は、1975年のレース勝者にちなんで “アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ”と呼ばれ、50年以上にわたってF1のスケジュールに組み込まれてきた。全長4.3km、15のコーナーからなるこのサーキットのデザインは、もともとはイギリス、アメリカ、フランスのレーストラックからヒントを得たものだった。地元の英雄であり、伝説的なドライバーであるアイルトン・セナの名をとった、エス・ド・セナというコーナーがある。

カーニバルのような雰囲気が漂うインテルラゴスは、1991年にアイルトン・セナがホームで感動的な勝利を飾ったのをはじめ、2007年にキミ・ライコネンがワールドチャンピオンに輝き、2021年にはルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンと魅惑的なバトルを繰り広げるなど、F1史上に残る名場面の舞台となってきた。

昨年はメルセデスのジョージ・ラッセルがF1スプリントとグランプリの両方で優勝し、F1キャリアで初めて表彰台の頂点に立った。また、ハースのケビン・マグヌッセンもF1スプリントで衝撃的な初ポールポジションを獲得し、インテルラゴスは特別な週末となった。

Yuki Tsunoda car Sao Paulo
Sau Paulo to continue unitil 2023 / Credit: Red Bull Content Pool

ブラジルGPの開催延長は、サンパウロ市長のヌネス氏による最近の大規模な投資に続くもので、市はインテルラゴス・サーキットを音楽コンサートを含む幅広いエンターテインメント・イベントの開催に適した会場へとアップグレードしようとしている。

さらに、サンパウロ市と緊密に協力し、ファンの体験を向上させるとともに、環境、社会、ガバナンスの取り組みにも力を入れている。

来シーズン、サンパウロGPは11月1~3日に開催される。

F1のステファノ・ドメニカリCEOは次のように語った。

「2030年までインテルラゴスでグランプリを開催すると発表できることをうれしく思うとともに、ブラジルのファンがもたらしてくれる素晴らしい雰囲気をこれからもずっと楽しみたい。」

「ブラジルは豊かなレースの伝統を持ち、この象徴的なサーキットは世界中のドライバーとファンに愛されている。このサーキットはレースの素晴らしさをすべて体現しており、今後何年にも渡り、どのように発展し、さらに素晴らしい体験ができるようになるかを楽しみにしている。」

サンパウロ市長のリカルド・ヌネスは、「約180カ国で放映されるF1ブラジルGPの契約延長は、雇用、収入、機会を創出し、経済的・社会的インパクトを持つ主要イベントの開催において、サンパウロ市が世界的リーダーであることを確固たるものにするものだ。」

「毎年、私たちは持続可能なアジェンダも進めており、課題を克服し、サンパウロ市とブラジルにさらなる利益をもたらすためのイノベーションを取り入れています。」

ブラジルGPのCEOであるアラン・アドラーは次のように語った。

「契約を延長できたことを大変光栄に思う。これは、サンパウロ市の重要な支援のもと、私たちが行ってきた活動が認められたものだ。」

「F1のパートナーであり続けることは、大きな誇りです。今後数年間、より良いグランプリを開催できるよう、すぐに計画を開始する。」

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