【イギリスGP】最速はフェルスタッペン、アルボンの邁進、フリー走行振り返り

マックス・フェルスタッペンは、イギリスグランプリの金曜日のフリー走行で最速ペースを刻み、クリーンスイープを達成した。彼のレッドブルは、カルロス・サインツのフェラーリとアレックス・アルボンのウィリアムズに僅差で先行した。その一方で、シャルル・ルクレールは技術的な問題でコースに出ることができなかった。

アクシデントが多いのF2予選の後、バリアの修理とコース清掃に対応するため、セッションの開始は5分遅れたが、コースを離れたルクレールを除いて、60分間の走行はまだ行われており、彼らは週末の残り時間、さらに貴重なデータを積み上げた。

ミディアムタイヤで序盤のペースを設定したのは2022年のポールシッターでレース優勝者のサインツだったが、セッションの中間点が近づきドライバーがソフトタイヤに移ると、現ダブルワールドチャンピオンのフェルスタッペンがトップの座を奪回した。

フェルスタッペンはFP1のベンチマークより0.5秒以上速い1分28秒078のベストタイムでフィニッシュしたが、サインツはわずか0.022秒の差にとどまり、アルボンとウィリアムズがタイムシートで3位に浮上するなど好成績を残した。

セルジオ・ペレスはチームメイトのフェルスタッペンと1/4秒差の4位、ルーキーのローガン・サージェントはウィリアムズの週末へ力強いスタートを強調し、上位5位を締めくくるのに十分な速さのラップタイムを記録した。

サーキットからわずか数百メートルに工場があったアストンマーティンは、その日をそれぞれ6位と10位で終え、ランス・ストロールがチームの先頭に立ってフェルナンド・アロンソを追い抜いた。とはいえ、この時にストロールはミラーを失い指に石をぶつけられたものの、アロンソはマシンの左前部に発生したトラブルにより、1回のランを失った。

ニコ・ヒュルケンベルグはFP1で最下位だった20位からFP2では7位に浮上し、ピエール・ガスリーのアルピーヌとオスカー・ピアストリのマクラーレンがハースのドライバーと前述のアロンソの間に割って入り、フィールドの上位半分を占めた。

メルセデスは、今回はソフトタイヤを履いていたにも関わらず、また静かなセッションを展開し、ジョージ・ラッセルがアルファロメオの周冠宇のすぐ後ろについて12位、ルイス・ハミルトンがストウ出口の縁石を大きく飛び出して飛び出して15位となった。

エステバン・オコンとランド・ノリスはそれぞれアルピーヌとマクラーレンのマシンで13位と14位となり、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、そして角田裕毅とニック・デ・ヴリースは、ルクレールの前方に位置し、最後尾を走っていた。しかし、デ・ヴリースはチェッカーフラッグが振られた後に恐ろしい瞬間を経験した。彼のアルファタウリ車が突如右前輪のパンクを起こしたのだ。

フェラーリのメカニックたちは、セッションの早い段階で電気系の問題を修復しようとしてルクレールのクルマの周りに集まっていたが、時間内に修復を完了することができず、代わりに土曜の走行に注力した。

最初の2つのプラクティスセッションの後、ドライバーとチームはデータを研究し、明日の多忙なスケジュールに備えることになる。3回目と最後の練習は現地時間11時30分に予定されており、その後15時に予選が行われる。

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