キャデラック、スーパーボウルで歴史的リバリー公開 2026年参戦へ本格始動
2026年からF1に参戦するキャデラックF1チームが、初参戦マシンのリバリーを公開し、世界最高峰カテゴリーへの挑戦を本格的にスタートさせた。
リバリーは、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催されたスーパーボウルの中継中に、全米テレビCMとして初公開された。推定1億3,000万人以上が視聴するスーパーボウルは、スポーツとエンターテインメントが融合する世界最大級のイベントとして知られており、F1に新規参戦するアメリカ出身のチームにとって、世界に存在感を示す絶好の舞台となった。
CM放映後には、ニューヨーク・タイムズスクエアで初号車のレプリカも公開され、ファンが新たなカラーリングを間近で目にする機会が設けられた。
今回発表されたマシンは、左右でブラックとホワイトを分けた大胆なデュアルカラーデザインが特徴となっている。静止状態でもスピード感を演出するグラデーションは、キャデラックの象徴であるシェブロン(V字)を繰り返したデザインとなっており、ゼネラルモーターズ(GM)とキャデラックによる共同プロジェクトを象徴している。
リバリー発表映像は映像監督サム・パイリング氏が手がけ、音楽は現代音楽界を代表する作曲家マックス・リヒター氏が担当。非対称デザインを哲学に据え、ブラックとホワイトのコントラストで「決意と野心」「粘り強さと希望」といったチームの価値観を表現した。
キャデラックF1チーム・ホールディングスCEOのダン・トゥーリス氏は、「このリバリーは単なるカラーリングではなく、チームのアイデンティティそのものだ」と語り、アメリカ的な大胆さとF1の伝統への敬意を融合させた象徴的なデザインであることを強調した。
またGM社長のマーク・ルースは、リバリー公開を「長年にわたる参戦準備の重要な節目」と位置付け、「このマシンは、アメリカの革新性と誇りをF1という世界舞台へ届ける存在になる」と期待を示した。
キャデラックF1は2026年シーズン、全24戦に参戦予定で、マイアミ、オースティン、ラスベガスのアメリカ3大会にも出場する。チームは米インディアナポリス、シャーロット、そして英国シルバーストーンを拠点に、TWGモータースポーツとGMの共同プロジェクトとして設立され、技術・運営・商業面での包括的な支援を受けている。
新たなアメリカ勢としてF1に挑むキャデラックの参戦は、カテゴリーの勢力図だけでなく、モータースポーツの文化的側面にも大きな影響を与える存在となりそうだ。
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