【ラスベガスGP】混乱のFP2、角田は赤旗に阻まれP15
2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目は、気温13度、路面温度16度とFP1からさらに気温が下がる中で行われた。しかし赤旗での中断が2度発生する混乱のセッションとなり、多くのドライバーがタイムアタックを完遂できなかった。
序盤はメルセデスが好調
ほとんどのドライバーが最初の10分間走行しなかったが、その後メルセデス2台が好調なペースを見せた。その後マクラーレン2台がタイムを上げてきた。
序盤、ミディアムで走行した角田裕毅はマックス・フェルスタッペンから0.1秒差、0.3秒差、0.6秒差とラップごとに徐々に離された。その後、両ドライバーともソフトタイヤでのアタックのためにピットイン。
ソフトタイヤでの展開
残り30分の時点で、フェラーリのシャルル・ルクレール、マクラーレンのランド・ノリス、メルセデスのジョージ・ラッセル、フェルスタッペン、ハミルトンがトップ5を形成。VCARBのアイザック・ハジャーはロックアップでアタックに失敗したが、原因は不明だった。
一番最初にソフトタイヤに交換したレーシングブルズが好調なペースを見せたが、すぐにルクレールにトップを譲った。
角田はソフトタイヤでアタックを試みるものの、イエローフラッグにより中断することとなった。
2度の赤旗中断
残り20分、角田がアタック中にレッドフラッグが提示された。原因はマンホールの蓋が動いてしまうトラブルと見られる。この赤旗の影響で、角田はタイムを記録できなかった。
セッションは残り6分でようやく再開。しかし路面温度が下がり切ってのリスタートであった。
セッション再開後、ルクレールがターン5の立ち上がりでギアボックストラブルと見られるマシントラブルに見舞われ、コース外に飛び出した。
その後、トラック内にまだマーシャルが残っていた影響で再び赤旗へ。
レッドフラッグ前、角田はミニセクターでファステストタイムを記録していたが、イエローフラッグやレッドフラッグの影響でタイムを出すことができなかった。
最終結果
最終的なトップ10は、ランド・ノリス、キミ・アントネッリ、シャルル・ルクレール、ニコ・ヒュルケンベルグ、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボン、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトンと続いた。角田は15位に終わったが、混乱のセッションでタイム表はほとんど参考にならない結果となった。
