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メルセデス、ラッセルのシンガポールGPでの最後尾スタートを確定。前戦のPU破損によりパワーユニット追加投入を前倒し

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メルセデスは、今週末に行われる2026年F1第17戦シンガポールGPにおいて、ジョージ・ラッセルがパワーユニット(PU)エレメントの規定数超過に伴うグリッド降格ペナルティを受け、決勝レースを最後尾からスタートすることを決定・発表した。

前戦バーレーンGP(マレーシア・セパン)の終盤、表彰台圏内を走行していたラッセルはPUトラブルに見舞われてマシンを止め、今季3度目のノーポイントに終わった。これによりドライバーズ選手権首位を走るチームメイトのキミ・アントネッリとの差は84ポイントまで広がっており、市街地コースのシンガポールで科されるペナルティはタイトル争いにおいてさらなる打撃となる。

アプデ予定を急遽変更、スプリントには影響せず

当初メルセデスは、FIAのADUO(追加開発・アップグレード機会)プログラムを利用したアップグレード仕様の新スペックPUをシーズン終盤に投入する計画を立てていた。しかし、マレーシアでの破損が深刻であったため、チームはこのPU投入を急遽シンガポールへと前倒しせざるを得なくなった。

超過したエレメントの数に応じて最低10グリッドの降格が科されるが、メルセデス側によると複数コンポーネントを同時に新調するため、実質的な「最後尾スタート」となる。なお、この降格ペナルティは10月11日(日)の決勝レースにのみ適用され、土曜日に行われるスプリントのスターティンググリッドには影響しないため、ラッセルにとってスプリントは貴重なポイントを獲得する機会となる。

メルセデスは今季、カナダGPでのラッセルのPUリタイアや、バルセロナでのアントネッリのトラブルなど、信頼性の問題に度々見舞われている。モンツァでPU交換を行ったアントネッリは19番手から怒涛の追い上げで見事勝利を収めたが、オーバーテイクが極めて困難で壁が迫るマリーナベイ・ストリート・サーキットでの巻き返しは、より厳しい難関となる。ただし、ラッセルは昨年のシンガポールGPで優勝を飾っており、コースとの相性の良さが追い風となる可能性もある。

トト・ヴォルフ代表のコメント

「マレーシアは我々にとって非常に厳しい週末となった。それ以来、パフォーマンスが本来あるべきレベルに届かなかった原因を突き止めるべく、連日ハードに調査を続けている。いくつかの調査すべき領域を特定したものの、F1に簡単な答えは存在せず、確固たる結論を導き出すにはより多くのデータが必要だ」

「シンガポールは、その検証作業を継続するための即座の機会を与えてくれる。サーキット特性が大きく異なるため、我々が現在どの立ち位置にいるのかをより明確に把握できるはずだ。そのため週末を通じて最新のアップデートパッケージと以前の仕様の両方を評価し、進むべき方向性を完全に理解できるよう取り組んでいく」

「ジョージはマレーシアでのエンジントラブルの影響で、日曜日を最後尾からスタートするという追加の試練を背負うことになる。前戦で見せた彼の素晴らしい走りと、手にするはずだった結果を考えれば、非常に悔しいものだ。しかし、これらもモータースポーツの一部であり、今の我々の焦点は彼に最高のマシンと集団を追い抜いていくための最高の機会を提供することにある。今季最後となるスプリント週末を最大限に活かし、学びを深め、2台揃って可能な限り最高の成績を目指したい」

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