ハミルトン、2024年シーズンを「キャリア史上最悪のスタート」と語る
7度のF1世界チャンピオン、ルイス・ハミルトンは、日曜日のオーストラリアGPでマシントラブルによりリタイアした後、2024年シーズンのスタートを「キャリア史上最悪のスタート」と語った。
2024年シーズンが始まって以来、ルイス・ハミルトンは前モデルのW14より向上したものの、メルセデスが期待していたほど競争力のないマシンに苦戦している。シーズンの最初の3戦を終えて、ハミルトンはチャンピオンシップでわずか8ポイントしか獲得できておらず、先週の日曜日のオーストラリアではエンジントラブルによりリタイアした。
2025年にメルセデスを離れてフェラーリに移籍するハミルトンは、第1戦のバーレーンで7位、1週間後のサウジアラビアでは9位でフィニッシュした。したがって、統計的にはルイス・ハミルトンはF1参戦以来、キャリア史上最悪のスタートを切っている。
「これは僕にとって最悪のスタートだ。2009年よりもひどい」とハミルトンはオーストラリアでのリタイア後に語った。
「冬の間、チーム全員が懸命に働いてきたのに、精神的に非常に厳しいことだ。勝利を争うというやる気とモチベーションに満ちてやってくるのに、そうはならないんだ。」
「それで、『よし、2位か3位を目指そう』と思うんだけど、それもそうならない。本当に大変だよ。それでも、一緒に働いている人たちに刺激を受け続け、努力し続けるつもりだ。それが最も重要なことだからね。」
2021年のサウジアラビアGPでの最後の勝利以来、勝利から遠ざかっているハミルトンは、それでも前向きに捉えようとしている。シーズンはまだ長く、何が起こるか分からないことをハミルトンは知っている。
「驚くべきことに、僕はかなり気分がいい。物事を相対的に捉えようとしている。もっとひどい状況になる可能性もないわけではないけどね」とハミルトンは付け加えた。
「僕はオーストラリアでの時間を本当に楽しんだし、チームと一緒に仕事をすることを今でもとても楽しんでいる。もちろん、勝利のために戦い、レースを終えることは大好きだから、今みたいにレースを終えるのは素晴らしいことではない。」
「しかし、僕たちは立ち直って最終的にはそこに行き着くことを知っている。ただ、攻撃し続けるだけだ。」
オーストラリアGPの後、ルイス・ハミルトンはドライバーズランキングで10位につけ、現在9位のアストンマーティンのランス・ストロールに1ポイント差でせまっている。
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