ハミルトン、17周目にリタイアする前から週末を通して苦労していたことを明かす

ルイス・ハミルトンは2024年オーストラリアGPの週末を、レースでリタイアする前から「本当に苦労した」と語った。

メルセデスは土曜日の予選でペースが上がらず、ジョージ・ラッセルがQ2でノックアウトされたハミルトンをかわしてQ3進出を果たした。
決勝日、17周を終えたところでハミルトンが無線で”エンジントラブル”を報告。

7度の世界チャンピオンに輝き、オーストラリアGPで8度のポールシッターに輝いたハミルトンはターン10のイン側でマシンを停めると、W15から飛び出してパドックに戻った。

「パワーユニットの故障を感じなかった。」と後にハミルトンは語った。

「僕はそれを感じなかった。レース序盤だったから、みんなと違う戦略で前に進める可能性があったしフラストレーションはある。でも、こういうこともあるんだ。」

土曜日に意気消沈していたハミルトンは、自身のフィーリングを”フラット”だと表現し、F1史上最も成功したドライバーは「Q2でノックアウトされることにはもう慣れてしまった」と厳しい表情で認めていた。

そして、マックス・フェルスタッペンがリタイアした日曜日のオーストラリアGPで優勝したカルロス・サインツに代わって来年メルセデスからフェラーリに移籍することが決まっているハミルトンも、レース後にメディアを前にし同じようなトーンで語った。

レースで何を学んだかと尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。
「以前から知っている以上のことは何もない。高速(コーナー)では悪くなかったけど、前戦では高速が苦手で低速が得意だったのに、今回は低速が遅い。今週末は本当に苦労したよ。」

チェッカーフラッグの前にジョージ・ラッセルがクラッシュしてメルセデスは2台ともポイント圏外となり、アストンマーティンの後塵を拝してコンストラクターズランキング5位に後退した。

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