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ハミルトン、金曜トップから一転3番手に沈み困惑「数ミリの調整でマシンが激変した」「フロントローのチャンスを逃した」

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lewis hamilton ferrari monaco gp 2026 【モナコGP】

金曜日のフリー走行でトップタイムを叩き出し、居住地でもあるモナコでのポールポジション獲得に大きな期待を抱かせていたフェラーリのルイス・ハミルトン。しかし、土曜日の予選を終えた王者の表情には、3番手という結果への落胆と、突如として牙をむいたマシンの挙動に対する深い困惑が滲んでいた。

ハミルトンの週末は完璧に始まるはずだった。金曜午後のFP2で伝統の公道コースを支配した7冠王だったが、土曜午前(FP3)から風向きが変わり始める。かつて自身が在籍したメルセデスのシートを引き継いだ超新星キミ・アントネッリに0.3秒以上の差をつけられ、チームメイトのシャルル・ルクレールにも先行を許す3番手に後退。

その嫌な流れは予選でも続き、Q1、Q2ともにトップから約0.5秒引き離される苦しい展開となった。最終的にQ3では意地のドライブを見せたものの、ポールを獲得したアントネッリ、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ3番手に留まった。

「予選が始まった瞬間、車が最悪の状態だった」

通算105勝を誇るレジェンドは、セッション後に現在の複雑な胸中を率直に明かした。

「週末を通してマシンの手応えは力強かったし、ここを走るのはいつだって最高に楽しい。フィーリングも良く、着実に進化できていると感じていたんだ。だけど、今朝(土曜日)になって突然失速してしまった。予選が始まった瞬間、マシンのバランスは本当に最悪な状態に陥っていたんだ。Q1の最中に、マシンの前後バランスをなんとかまともな状態に戻すため、フロントウイングの角度を大幅に変更しなければならなかったほどさ」

「一体何が狂ってしまったのか、僕自身もまだ完全には掴めていない」とハミルトンはため息をつく。

「原因を解明するために、これからデータを徹底的に見直す必要がある。ただ一つ確かなのは、決勝に向けて極めて重要になる『最前列(フロントロー)』を勝ち取る絶好のチャンスを、僕たちは逃してしまったということだ。これは予想外のバッドサプライズだよ。それでも、あの最悪な状態から引き出せる限界の走りはしたつもりだ。車も僕も完全にリミットだった。これ以上のタイムは不可能だったよ」

数ミリの設定変更がもたらした「悪夢」と若手への脱帽

セットアップの方向性を間違えたのかという記者の問いに対して、ハミルトンは現代F1マシンの過敏な難しさを指摘した。

「セットアップの方向性を根本的に間違えたとは思っていない。僕たちが変えたのは、あちこちのセッティングをほんの数ミリメートル微調整しただけなんだからね。それなのに、マシンの挙動は昨日とは全くの別物になってしまった。この過敏な変化については、しっかりと検証しなければならない。もし金曜日と同じペースを維持できていれば、間違いなくもっとポールの近くで戦えていたはずだ」

最後にハミルトンは、自身よりはるか年下のフロントローの二人を潔く称賛し、日曜日への闘志を燃やした。 「とはいえ、僕の前にいる若者たち(アントネッリとフェルスタッペン)が叩き出したラップタイムは本当に異次元だった。見事と言うほかない、脱帽だよ! 明日の決勝レースでは、彼らのスピードに必死に食らいつき、あらゆるチャンスを狙って全力を尽くすよ」

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