レッドブル2026年シート争い マルコがハジャーを支持

マルコ ハジャー
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ヘルムート・マルコは、レッドブルが2026年に向けてマックス・フェルスタッペンのチームメイトを検討する中で、アイザック・ハジャーがその座に必要な精神的強さを備えていると考えている。

20歳のハジャルは、現在レーシングブルズに所属するリアム・ローソン、そしてレッドブル・レーシングの角田裕毅と並び、候補に挙がっている3人のドライバーのひとりだ。角田は今シーズンここまでわずか13ポイントにとどまり、結果を残せていない。一方でローソンは昇格後、厳しいスタートの末に短期間でシートを失っている。

現状では、ハジャーが最も有力な選択肢に見える。デビューシーズンから安定した走りと表彰台獲得で存在感を示し、昇格に向けて十分な材料を揃えているからだ。ただしレッドブルは、あえて彼の昇格を遅らせて成長の時間を与え、角田が降格した場合にはローソンに再びチャンスを与える可能性も残している。

マルコの評価は重みを持つ。彼は長年、レッドブルのドライバー選考において「精神的な強さ」を最重要視してきた。過去には角田よりもローソンを支持する根拠としても、この基準を挙げていた。
「彼はフェルスタッペンと組むのに必要な精神的強さを確実に持っている」
マルコは地元紙『クライネ・ツァイトゥング』にそう語り、さらにハジャーについて「彼は決してマシンのせいにせず、自分自身を省みる。ミスをほとんどしない。新人ドライバーにしては驚くべきことだ。どのサーキットでも進歩を見せ、数周のうちに完全に集中できる」と評価した。

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また、レッドブル代表のローラン・メキースも候補者の評価に関わっている。昨シーズン、降格を経験したローソンにセカンドチャンスを与えたのも、マルコがクリスチャン・ホーナー時代の「冷酷な経営」と評した方針からの変化を示すものだ。

マルコは最終的に、2026年のシートについても内部のドライバープールを基本とする姿勢を強調する。
「基本的には、2026年のシートは我々のドライバープールから選びたい。ただし、チーム外に素晴らしい才能が現れれば目をつぶることはしない。しかし今のところ、そのような状況はない」

さらにその方針は下位カテゴリーにも及ぶ可能性がある。もし角田やローソンがシートを失うような事態になれば、レッドブルはフォーミュラ2で活躍するアービッド・リンドブラッドといった若手有望株をレーシングブルズへ引き上げる選択肢も持っている。

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